対象期間終了は2020年6月!
「キャッシュレス・ポイント還元」ポイント受け取り方おさらい
2019年10月から始まった「キャッシュレス・ポイント還元」。キャッシュレス決済で買い物をすると、店舗によって購買金額の2%または5%のポイントが還元される制度だ。活用している人も多いことだろう。
しかし、お得に買い物できたと思っていても、きちんと還元手続きをしていないとポイントを受け取ることができず、まったく得をしていないことも。「キャッシュレス・ポイント還元」の期間が残りわずかとなった今、還元ポイントの受け取り方について改めておさらいしよう。
「交通系電子マネー」は専用サイトの登録が必要
数あるキャッシュレス決済のなかでも、日常使いしやすい「交通系電子マネー」は、利用者も多いだろう。ただし、還元を受けるにはやや手間がかかる印象。
Suica
Suicaの特徴は、1カ月ごとにまとめてポイントが付与されること。JRE POINTは1ポイント=1円として、SuicaへのチャージやSuicaグリーン券への交換などに利用できる。
Suica定期券やモバイルSuicaなど、Suicaであれば基本的に利用できるが、「無記名のSuica」「記念Suica」はWEBサイトに登録できない。
PASMO
PASMOは、3カ月間のポイント集計期間を経過してから、3カ月分のポイントがまとめて還元される。ちなみに、2020年4月1日~6月30日分のポイントは、7月上旬に還元される予定。
還元案内メールが届いたら、そこに記載されたQRコードまたは引換番号を持って、所定の駅などにチャージしに行く必要がある。
「QRコード決済」はサービスごとに還元タイミングが異なる
普及し始めている「QRコード決済」は、還元されたポイントをサービス内で手軽に使えるところが魅力といえるだろう。
PayPay
支払いした時に、付与予定額が表示される。また、PayPayはもともとの利用特典として、最大1.5%のポイントが還元されるため、二重で還元されることになる。
2020年4月1日~4月30日には、「まちかどペイペイ第3弾」として、最大10%還元されるキャンペーンを実施。
LINE Pay
LINEアプリで登録でき、銀行口座から直接チャージできるLINE PayはQRコード支払いの場合、支払いから数日後に還元される。なお、LINE Pay カード・QUICPay+での支払いの場合は、翌月15日前後となる。また、利用頻度に応じて、ポイント付与率が上がる「マイカラー」もあわせて適用されるため、最大7%還元される。
楽天ペイ
楽天ペイは、1カ月分のポイントが、後からまとめて還元される仕組み。付与される楽天ポイントは、買い物はもちろん、楽天証券での投資にも利用できる。
d払い
ドコモユーザーであれば、月々のケータイ料金と合わせて支払えるd払いも、1カ月分まとめての還元。
メルペイ
メルペイコード払いは、毎週1回の還元というパターン。なお、メルペイ電子マネー (iD) での支払いの場合は、毎月25日に、前月の還元対象決済分のポイントが還元される。メルカリでの買い物でもポイント還元されるうえに、還元されたポイントをメルカリでの買い物に利用できる。
「クレジットカード」は引き落とし額から相殺するブランドも
クレジットカードは、ポイントを還元するものと、ポイント相当額を引き落とし額から相殺するものの2パターンあるようだ。特に利用者の多いカードの還元方法をおさらい。
楽天カード
キャッシュレス・ポイント還元のポイントに加え、楽天カード利用で通常付与されるポイント(利用金額の1%)も付与される。さらに、楽天市場の対象店舗で買い物すると特典ポイントがつき、最大8%還元される。
JCBカード
JCBカードは、月々の支払額に還元率をかけ合わせたポイントを、1ポイント=1円として振替時に相殺する仕組み。ポイントとしての還元ではないため、よりオトクに感じられるかもしれない。
三井住友カード
三井住友カードも、月々の引き落とし時に、1ポイント=1円として減算される。大手コンビニエンスストアやマクドナルドでの利用で、ポイントが増えるところも魅力だ。
サービスによって、ポイント還元の方法やタイミングが異なる。普段使っているキャッシュレス決済の還元方法を改めて確認し、オトクに買い物しよう。
(有竹亮介/verb)