キャッシュレス決済を使う目的は利便性? ポイント?

20代〜50代のキャッシュレス利用、○円以下が半数!?

TAGS.


消費増税の景気対策として2019年10月から始まったキャッシュレス決済によるポイント還元。多くの人が当たり前のようにキャッシュレス決済を利用する場面を目にするようになったが、実際のところどれくらいの人が、毎月いくらキャッシュレス決済を利用しているのだろう? 全国の20〜50代にキャッシュレス決済の利用状況について聞いてみた。

Q.キャッシュレス決済で毎月いくら使っていますか?

5,000円未満 15.5%
5,000円以上10,000円未満 15.2%
10,000円以上20,000円未満 13.7%
20,000円以上30,000円未満 10.4%
30,000円以上40,000円未満 7.3%
40,000円以上50,000円未満 4.2%
50,000円以上 20.6%
使わない 13.1%

毎月3万円未満という人が半分以上を占めていることがわかる。しかし、金額別の割合で最も多いのが「50,000円以上」という人であり、高額決済をキャッシュレスで行なっているという人や少額の決済を積み重ねて50,000円以上になる人もいるようだ。一方で、キャッシュレス決済を使わない人は13%にとどまっており、実に8割以上の人がキャッシュレス決済を利用していることがわかった。では、どんな目的でキャッシュレス決済を利用しているだろうか?

Q. キャッシュレス決済利用の一番の目的はなんですか?

財布を持たなくてよいから 9.3%
小銭がいらないから 9.7%
ポイントが貯まるから 59.3%
還元店舗でのみ使用 7.1%
お金の動きがわかるから 1.5%
その他 13.1%

キャッシュレス決済を利用する目的の実に6割がポイント還元だった。このほか「財布を持たなくてよい」「小銭がいらないから」という理由で利用している人も存在する。ただし「還元店舗でのみ使用」という人もいることから、政府が消費増税対策として行っているキャッシュレス決済によるポイント還元事業が終了すれば、キャッシュレス決済を利用する人が減少する懸念もある。では、回答者の具体的なコメントを見てみよう。

「便利でお得だから」(40代女性)
「ポイントが貯まり、小銭を持ち歩く手間がないから」(30代女性)
「財布が軽くなるのとポイント還元が目的」(30代男性)
「同じお金を使うにしてもポイント還元があり現金よりもおトクだから」(40代男性)
「ポイント還元率が高いため」(40代女性)
「ポイント還元のキャンペーンがあるから」(40代女性)
「還元率やポイントの有無によって現金と使い分けている」(30代女性)
「ポイント還元等により、現金払いより実質的に安くなる」(30代女性)

このようにキャッシュレス決済を利用する多くの人が「ポイント還元」を理由に挙げている。ただし少数派だが以下のような意見もある。

「新型コロナウイルスなどの問題で、誰が触ったかわからないお金を触るのが怖いから」(30代女性)
「小銭をいちいち出さなくていいから」(40代女性)
「財布に小銭が増えるのが嫌だから」(20代女性)
「現金を持ち歩かなくていいから」(30代女性)
「お金の管理がしやすくて、支払いがスムーズだから」(40代男性)

キャッシュレス決済を使う目的として、衛生面や、小銭が増えることの回避、お金の管理のしやすさを挙げる人もいる。しかし、ほとんどの人はポイント目的でキャッシュレス決済を利用していることがわかった。日本は現金への信頼が厚い国であるがゆえに、ポイント還元事業が終了してしまえばキャッシュレス決済の利用率が減少してしまう可能性がある。今後はポイント還元だけでなく、利便性をいかに認知させていくことができるかが、キャッシュレス決済普及の鍵となるだろう。
(手塚大輔)

「お金に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2020年2月
調査対象:全国20〜50代
有効回答数:863件

注目キーワード