2020年8月26日にグローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF（銘柄コード：2564）が新規上場することから、この新しいETFの特徴、組成や設定のねらいについてご紹介いたします。

基本情報

新しいETF組成の思い

この記事をご覧の皆さまは、株式投資を行う際、もしくはこれから株式投資を始めようとする際に重視する項目はありますでしょうか。

企業の成長力に期待して銘柄を選ぶグロース投資、本来の企業価値と比較し割安な銘柄を選ぶバリュー投資、もっとシンプルにお気に入りの企業や魅力的な優待がある銘柄へ投資するなど、株式投資には様々なスタイルがあります。

今回新しく上場する「グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF」は株式が持つ様々な特性の中から「配当利回り」にフォーカスして選定された銘柄で構成されるETFです。

配当利回りに着目した投資は前述のバリュー投資やグロース投資と同様、株式投資において長く用いられてきた投資手法のひとつですが、歴史的な低金利環境という世の中の後押しもあり最近再び注目を浴びている投資手法であると考えております。

そのような環境の中で、株式配当がもたらすメリットを投資家の皆様により享受いただきたいとの思いから、今回のETFを組成するに至りました。

新しいETFの特徴

当ETFの特徴は大きく2点あります。

(1)配当利回りの高い25銘柄に厳選投資

当ETFの組入銘柄数は25銘柄となっており、TOPIXや日経225に連動するタイプの日本株ETFと比較し非常に少ない銘柄で構成されています。

つまり、より配当利回りの高い銘柄のみで構成されることになるため、ETF全体で見ても高い利回りとなることが期待されます。

(2)適切なリスク管理

前述の通り、当ETFは組入銘柄数が少ないETFです。そのため、銘柄分散以外の面でいかにリスクを管理するかが重要となります。

リスク管理の手段として、銘柄選定において「直近1年間で極端にパフォーマンスが悪かった銘柄」および「過去5年間で1株当たり配当金が減少している銘柄」を除外するプロセスが組み込まれています。

前者は株価が大きく下落したことにより見た目の配当利回りが高くなっている銘柄、後者は配当の継続性が保てない可能性がある銘柄を除外する狙いがあります。

もうひとつのリスク管理の手段は「業種の分散」です。

高配当銘柄は公益や金融といった特定の業種に集中する傾向にあります。当ETFでは各セクターの比率に上限を定めており、過度な業種集中リスクとならないよう管理されています。

さらに、各組入銘柄のウェイトは均等にしています。これは、特定の銘柄に過度なリスクが集中することを避ける狙いがあります。

連動指標のパフォーマンス

【MSCIジャパン・高配当セレクト25指数のパフォーマンス推移】

【暦年別のパフォーマンス】

【参考情報】
● 情報ベンダーコード
（ETFコード）
Quick：2564/T、Bloomberg：2564 JT Equity、Refinitiv：2564.T
（対象指標）
Bloomberg：PJ734147、Refinitiv：.dMIJP0HD20PJP

● 対象指標の算出要領
https://www.msci.com/japan

※指数のディスクレイマーについては下記をご参照ください。
＜MSCIジャパン・高配当セレクト25指数＞
本ファンドは、MSCI INC.(以下「MSCI」）、その関連会社、情報提供会社またはMSCI INDEXの編集または計算に関連するその他の第三者(総称して「MSCI当事者」）が支援、保証、売却または宣伝するものではありません。
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さらに、いかなるMSCI当事者も、本ファンドの運営、マーケティング、またはオファリングに関連して、発行会社、本ファンドのオーナー、その他の個人もしくは事業体に対して一切の義務または責任を負いません。
MSCIは、MSCIが信頼できると考える情報源からMSCI INDEXの算出に使用するための情報を入手するものとしますが、いずれのMSCI当事者も、MSCI INDEXまたはそのデータの独創性、正確性、完全性について一切保証しません。MSCI当事者は、発行会社、ファンドのオーナー、その他の個人もしくは事業体がMSCI INDEXもしくはそのデータを使用して得る情報またはその結果に関して、明示・黙示の保証をしません。
MSCI当事者は、MSCI INDEXもしくはそのデータについての、もしくはそれらに関連する誤り、省略、中断について一切の責任を負いません。
さらに、MSCI当事者は、いかなる種類の明示・黙示の保証責任も負わず、MSCI INDEXもしくはそのデータに関して、商品性および特定目的への適合性に関する保証をここに明確に否認します。上記のいずれをも制限することなく、いかなるMSCI当事者も、直接、間接、特別、懲罰的、結果的な損害、及びその他の損害（逸失利益を含む）について、そのような損害の可能性について通知された場合においても、一切責任を負いません。
＜東証株価指数（TOPIX）＞
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関連リンク

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