考え方から改めよう
貧乏の「沼」から抜け出せない人の3つの残念な思考
提供元:Mocha(モカ)
「それほど贅沢をしているつもりはないのに、なぜかいつもお金がない」という人は、知らず知らずのうちに貧乏になってしまう考え方をしています。今回は貧乏から抜け出せない人にありがちな思考についてお伝えしますので、心当たりがある方は、自分を見つめ直すきっかけにしてください。
貧乏な人の思考1:お金は使わない方がいいと思っている
貧乏から抜け出せない人は、お金を使わなければお金持ちになれると勘違いしています。お金を減らさないことばかりを考え、お金を増やすことを考えていないのです。その結果、いつもケチケチして、必要なものにもお金を出し渋っています。何かに投資してお金を積極的に増やすということを考えないから貧乏なのです。
お金持ちは、お金を使わなかった人ではありません。お金というのはそもそも使うためのもの。お金持ちはお金を使うことで、お金をさらに増やしているのです。お金自体を効率よく運用していることもありますが、それだけではありません。
たとえば、勉強してスキルアップすれば収入を増やせますから、自分に投資するつもりで勉強にお金を使うとお金持ちになれます。人のためにも惜しみなくお金を使えば、困ったときに助けてもらえる人も増え、より豊かになれるでしょう。
お金持ちというのは、お金がなくなっても、自分の力でまた一からお金を作ることができると思っています。貧乏から抜け出すためには、お金を使わないのではなく、お金を作れる自分になることを目指しましょう。
貧乏な人の思考2:目先の損得しか考えない
貧乏から抜け出せない人は、安い物を見つけると飛びつくようなお金の使い方をしています。今買わないと損と考えて、無駄な物もつい買ってしまいます。つまり、目先の損得しか考えていないのです。お金持ちになりたいなら、長い目で見た損得を考えましょう。
安い物を買ってすぐに使えなくなれば、また買い替えなければなりません。高くても長く使える物を買って大事に使った方が、結局は得することになります。安いというだけの理由で食材を買って食費を切り詰めるよりも、多少高くても品質の良いものを食べた方が、健康で長生きできる可能性も高くなるでしょう。
貧乏から抜け出したければ、今が良ければそれで良いというのではなく、将来の夢や目標を明確にする必要があります。お金は目的を達成するための手段。将来の目的を明確にすれば、その目的に沿ったお金の使い方をしようと考えるようになり、お金の無駄がなくなります。
貧乏な人の思考3:時間がいちばん貴重であることをわかっていない
貧乏な人は、無駄なことに時間を使っています。たとえば、1円でも安い物を買うためにいくつものスーパーをはしごするようなことをしてしまいがち。わずかのお金のために、時間を無駄にしてしまっているのです。
貧乏から抜け出すには、お金よりも時間の方が貴重だと気付く必要があります。なぜなら、時間を有効活用すればお金を生み出すことはできますが、失った時間はお金では買えないからです。
今30分使っても、100円しか節約できないかもしれません。しかし、その30分を使って本を読んだり、仕事のための情報収集をしたりすることで、将来もっと多くのお金を得られるようになる可能性があります。
お金持ちは時間を決して無駄にはしません。貧乏から抜け出したかったら、時間がいちばん貴重であることを認識し、すき間時間でも有効活用することを常に意識しましょう。
まとめ
貧乏から抜け出せない人は、まずは考え方を変えるところから始めましょう。お金はそのもの自体を所有することが目的ではなく、目的を達成するための手段です。自分の生きる目的は何かを明確にし、目的のためにお金を循環させる意識を持てば、きっとお金持ちになれるでしょう。
[執筆:ファイナンシャルプランナー 森本由紀]
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