「ビギナーママうだひろえの投資信託案内」

第9回「【ターゲット・デート型】ファンド」

提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント

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こんにちは。エッセイマンガなどを描いております、小学生2児の母、うだひろえです。

子どもの教育費、かなり悩ましいです。特に大学入学の初年度にかかるお金は、国公立大学でも200万円、私立大学理系なら300万円なんて聞きます。うちの子は今年7歳と9歳、これから先、小学校高学年から学習塾通いなどでお金がかかることを考えると、今のうちからお金を貯めておきたい、できることならなるべく増やしたい!と考えます。しかし、自由が効く私1人のお金とは違って、子どものためのお金で、ハイリスク・ハイリターンの攻めた投資をするのはいかがなものか、増やすことよりも着実にコツコツやるべきなのではと思います。

ちょうど、子どもが生まれたばかりの友人からも教育費の相談を受けており、高校卒業するまでの18年間もあるならもうちょっと何かあるのでは、と思い調べてみることにしました。そこで知ったのが、【ターゲット・デート型】というファンドのタイプです。ターゲット・イヤーファンド、ライフサイクルファンドとも言い、目標の期日に向けて組み入れ資産の比率を変更する投資信託です。

一般的には、目標期日(ターゲットイヤー)が近づくにつれて、ハイリスクハイリターンの「株式」の組み入れ比率を引き下げ、その分ローリスクローリターンの「債券」の組み入れ比率を引き上げて、安定運用を行います。米国や英国では、主に退職後の資金確保を目的とした確定拠出年金などに採用されているそうです。

つまり、まだ時間があるうちは株式の比率を高く、攻めた投資をしてくれて、時間の経過と共に株式の比率を下げ、債券の比率を上げて、安定運用をしてくれるようになるんですね。確かにそれなら、いざお金が必要という時にマイナスになってしまいました、なんて可能性も自動的に抑えてくれそうです。こんなファンドもあるんですね、私知りませんでした。

さっそく銀行や証券会社のファンド検索で「ターゲット」とワード検索してみますと、数は少ないですがいくつか出てきました。ファンド名に「ターゲットイヤー」「ターゲットデート」と入っており、しかも「2030」「2040」「2050」という数字もあるので、この年までの目標期日なんだろうなと、分かり易いです。ただ私が見たところこの数字、「2030」「2035」と5年刻みのものばかりでしたので、子どもの教育費に充てるには、タイミングを調整する必要がありそうです。

現在2020年、うちの場合は?と、我が家のライフプラン表を引っ張り出してきました。上の子は今年9歳、あと10年だと、大学の入学金が必要な「高校3年生の春」はギリギリ2030年、しかしもし仮に推薦入学なんてことになったら、入学金を納めるのは2029年の秋。うーん、ちょっと間に合わない、けどまあそれくらいなら、少し早めに売却することになってもいいかな、と思えそうではあります。

子どもが生まれたばかりのタイミングなら、15年後の2035年に設定されたファンドにして、期日が過ぎた後の3年は安定運用を続けるとか、ファンドを入れ替えるとか。もしくは、2040年にしてタイミング見極めて早めに売るか。具体的に考えるといろいろ出てきますが、どちらがライフプランに合うか家族で考えたいところです。

もう少し詳しくファンドの情報を見ていきますと、ああそうか、2030年がターゲットイヤーのものはすでに運用が始まってから数年経っているものがほとんどなので、そうなると現在はすでに株式の割合が減っているんですね。投資機会であるかどうか、判断が分かれそうです。その分、これまでの運用成績もチェックできますから、基準価額の値上がり値下がり、純資産総額の推移なども材料にすることができます。自分でバランス型ファンドを株式中心のものから債券中心のものに買い換えるよりも手間もかからないのでありがたいです。

ここまで見ていくと、子どもの教育費だけではなく、老後資金を貯めるのにも向いてそうです。2050なんてファンド名を見ると、自分の30年後を想像してしまいます。

次回は、そんなターゲット・デート型ファンドでの、運用例を見ていきたいと思います。

(注記)
・当資料はうだひろえ氏の個人の見解であり、三井住友トラスト・アセットマネジメントの見解を示すものではありません。また、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
・当資料の内容は掲載時点における市場環境やこれに関するうだひろえ氏の見解や予測を示すものであり、うだひろえ氏および三井住友トラスト・アセットマネジメントがその正確性、完全性を保証するものではありません。

(提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント)

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