こんなものもコロナ対策

コロナウイルス対策にいくら使った?一番お金がかかったものは?

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2020年の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、マスクの着用や手指の消毒などの感染予防策は社会的なマナー・常識となった。会社員はウイルスから身を守るために、どのような対策にどのぐらいのお金を使ったのだろうか。全国の20〜40代の会社員552人を対象に調査した。

Q. あなたが新型コロナウイルス対策として購入したものはありますか?あれば購入したものにいくら程度使いましたか?

1,000円以下 10.0%
1,000円超5,000円以下 31.7%
5,000円超10,000円以下 20.5%
10,000円超20,000円以下 8.7%
20,000円超30,000円以下 2.5%
30,000円超50,000円以下 2.0%
50,000円超 1.4%
購入したものはない 23.2%

会社員が新型コロナウイルス対策として購入したものの費用は1,000〜5,000円が最も多く、全体の3割弱を占めた。1万円以下が全体の62.2%を占め、「購入したものはない」人も含めると85.4%にも達した。会社員のコロナ対策は多くとも1万円までが圧倒的多数であった。

子どもがいる会社員に限定すると、「購入したものはない」人の割合は全体より6.8ポイント少ない16.4%となり、他方で5,000〜10,000円が全体より6.8ポイント多い27.3%となった。子どもがいない会社員よりもコロナ対策に多く支出する傾向があるようだ。

Q. 新型コロナ対策として購入したもののうち、最も金額が大きかった品目を教えてください。

購入したものがないと回答した人以外に自由記述で購入品目を回答してもらった。

やはり一番多かったのはマスクで、53.5%の会社員が最も多くマスクに支出したと回答している。次に多かったのは「アルコール」「除菌」「消毒」に関するもので、20.5%を占めた。その他では、「空気清浄機」「ハンドソープ」「ウェットティッシュ」なども数%ずつ見られた。

少数回答も見てみよう。

「PC」「モニター」「マイク」のようなPC関連や「ワイヤレスイヤホン」「タブレット」「充電アダプター」のようなモバイル関係の回答が一定数あり、リモートワークをこなしたり自宅で快適に過ごしたりするための端末類への出費を広義のコロナ対策と捉えた人も少なくないようだ。

「運動器具」「バランスボール」「ヨガマット」「可変ダンベル」「縄跳び」という回答も1つずつあった。外出自粛で体がなまったり体重が増加したりという人も一定数いると予想され、自宅でもできる健康作りや運動不足の解消に励む会社員の姿が浮かんでくる。

「食品」「米」「ソーダストリーム」「たこ焼き器」という回答も見られたが、自宅での食べ物の確保や楽しく食事をするための投資もコロナ対策の1つと考えられているようだ。

会社員の新型コロナウイルス対策費は概ね1万円程度までの少額にとどまり、一番費用がかかったものは感染防止のためのマスクや消毒グッズといった一般的なものが大半という結果であった。他方で、なるべく外出せずに快適・健康的に過ごすための投資をコロナ対策と考えた会社員たちの多様な姿も自由記述の中から見えてきた。

〈あわせて読みたい!〉
コロナ後のインフレを考える

(三田祐介)

「お金に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2020年6月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:552件

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