コロナ禍で急増? 選ぶ理由は値段とは限らない?
会社員のランチ、テイクアウトやデリバリーをどれくらい使っている?
オフィスで働く会社員にとって、日々のランチ代は小さくない出費ではないだろうか。飲食店・社食の利用、弁当の持参、コンビニエンスストアでの購入のほか、飲食店のテイクアウトやデリバリーという選択肢もあり、特に最近ではUber Eatsなどの進出によりデリバリーは身近な存在になってきている。会社員はランチでどのぐらいテイクアウトやデリバリーを利用しているのか、それが節約につながっているのかを調査した。
Q. ランチで、飲食店のテイクアウトやデリバリーを利用したことがありますか?
ある 70.3%
ない 29.7%
会社員の7割以上はランチで飲食店のテイクアウトやデリバリーを利用したことがあった。性別ごとに見ると男性では64.8%、女性では75.5%がテイクアウトやデリバリーの利用経験があると回答した。女性の方が積極的に利用しているようだ。
世代別に見ると、20代では74.7%、30代では71.2%、40代では64.3%と世代が上がるほど利用率が低下した。世代が上であるほどランチを食べた総数も多いであろうことを考え合わせると、上の世代では数字以上にテイクアウトやデリバリーに馴染みが薄いと考えられる。
Q. 直近で飲食店のテイクアウトやデリバリーを利用した際、通常のランチ代よりもいくら程度安くなりましたか?
安くなっていない 47.3%
100円以下 5.7%
100円超300円以下 18.6%
300円超500円以下 11.1%
500円超1,000円以下 6.4%
1,000円超 0.8%
わからない 10.1%
テイクアウトやデリバリーをランチ利用した会社員のうち、ほぼ半数は直近の利用ではランチ代は安くなっていなかった。家からお弁当を持参している人もいることや、デリバリーは配達料金がかかる場合があることなども関係している可能性がある。
安くなったという人の中では、4割が100〜300円の節約、6割が100〜500円の節約となっていた。
それでは、テイクアウトやデリバリーのランチ利用経験がない会社員は、節約になるのであれば利用したいと考えているのだろうか。
Q. 通常のランチ代よりもいくら程度安くなれば、テイクアウトやデリバリーを利用しますか?
100円以下 4.8%
100円超300円以下 22.0%
300円超500円以下 23.7%
500円超1,000円以下 9.8%
1,000円超 3.7%
安くなっても利用しない 36.0%
利用する可能性があると回答した会社員の中では、100〜500円程度の節約になるなら利用したいという人が7割以上を占めた。
しかしながら、安くなったとしても利用しないと回答した会社員が3分の1以上いることを考えると、会社員がランチにテイクアウトやデリバリーを利用するかを決める理由としては値段以外の要素がかなり大きいのかもしれない。
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無理せずできる7つの食費節約テクニック
(三田祐介)
「お金に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2020年6月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:552件