「投資INSIDE‐OUT」
GDPから見る日本の現状~経済指標入門(1)~
提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント
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「投資INSIDE-OUT」~経済指標入門~では、ニュースで耳にするものの、十分理解できているとは言い切れない国内外の経済指標について解説します。
経済指標は世の中に数多くありますが、その中で最も有名かつ重要なのはGDP(Gross Domestic Product、国内総生産)になるでしょう。GDPは、その国で一定期間に生み出された価値の合計額を示したものです。多くの経済指標はその国の経済の一部分しか説明することができませんが、GDPはそれらを包括的にカバーしている最重要指標と言えます。
GDP成長率とは、GDPの伸び率のことで、「前期比年率」が最も頻繁に使われます。この「前期比年率」とは、前の四半期からの変化率で「この期間の伸びが1年間続いた場合の年間の成長率」を計算したものです。発表されたGDP成長率が前回から加速していれば、景気は拡大していると判断できます。
GDPを評価する上でポイントになるのは、「潜在成長率」との比較です。潜在成長率とは、その国の景気が過熱も停滞もせず、中長期的に無理なく達成できるペースの成長率のことで、日本の潜在成長率は2020年6月時点で0.07%程度と言われています。一般に、潜在成長率以上のGDP成長率が続いているのであれば、景気拡大局面にあると言えます。
グラフは各国のGDPの実数(名目GDP)です。米国は長期にわたり成長していることがわかります。また中国は近年急速に成長をし、米国に迫る勢いを見せています。
一方日本は、1990年代前半までは大きく成長していましたが、その後はほぼ横ばいで推移しています。
1990年代前半には、日本のGDPの世界シェアは約18%程度ありましたが、近年は5%台に沈んでいます。GDPに注目することで、日本経済の置かれた現状を確認してみてはいかがでしょうか。
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