~豊かな暮らしにつながる~「未来のチカラ」

第6回「『eビジネス』がつなげる地方活性化へのチカラ」

提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント

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こんにちは、うだひろえです。

この連載も6回目を迎え、投資ビギナーの私、おかげさまでたくさんのこと勉強させてもらっています。「未来のチカラ」を知ることで、自分のお金の投資先がグンと広がり、また自分自身の視野も格段に広くなったと感じております。引き続き、皆様と一緒に勉強させていただけたらと思います。

今回のテーマは、「eビジネス」、もうすっかり私たちの身近にある経済のカタチです。

特にネットショッピングは、全く見ない日はないほど、私たちの生活に深く根付いてきています。私自身、6年前に横浜から地元愛知県の西三河地方に引っ越しをした際に、「地方でもネットショッピングがあればさほど困らないだろう」という考えに背中を押されました。実際、「実店舗にないものもネットですぐに見つかる、購入ボタンをクリック後、最短翌日に届く」というのはあまりに便利すぎて、地方在住だからこそ、より大きな恩恵に預かっているように思います。

ただそれはあくまで「消費者」としてのもの。「生産者」の皆さんは、地方であることの大変さが、まだまだあると聞きます。

きっかけは、やはりコロナ禍です。昨年、突然の休校措置が取られた際、給食として使用される予定だった地元食材が大量に余り、ネット上で生産者の悲鳴が上がったことがありました。私の地元の産直センターでも、キャベツなどの葉物野菜が1玉30円など破格の値段でたくさん売られているのを見て、私個人でいくつか買って友人に配るなどしました。

その後も、物産展などのイベントの中止により地方の農業、漁業、酪農などは苦境を強いられていることを知り、家計予算が許す限り通信販売で買わせてもらっています。ただ、私個人でできることなどとても小さく、また、私なんかが見つけることができる通信販売はすぐに人気になり、注文殺到でなかなか買えなかったりするほどですが、きっとそれは氷山の一角、情報を発信しても見つけられることなく、情報発信の方法もわからなく、ただ耐えている生産者の方もいるのではないかと想像し、心苦しくなります。

ネットで世界中つながっていると言っても、まだまだ地域による経済格差は顕著で、私の住む愛知県でも山間部と都市部では大きな隔たりがあります。我が家はコロナ禍のレジャーとしてキャンプやハイキングなどを楽しむべく山間部に行くことが増えましたが、寂れてしまった町並みや手入れされていない民家や施設を目にすると、やはり過疎化の影響が大きいことを肌で感じます。しかし道の駅などで売られている産直野菜は新鮮でお安く、全部まとめて買ってご近所に配りたくなります。

比較的都市へのアクセスがしやすい愛知県でもこうなのですから、もっと距離のある場所、それこそ世界規模で見れば、その格差はとてつもない断絶のような気になります。

しかし、こういった「不便」のあるところに、「未来のチカラ」が潜んでいることも多々あります。例えば、私たち消費者からしたらすでに円熟しているかのような「ネットショッピング」も、この「地域経済のアクセス」を解決できることができたら。

中国では、pinduoduoというeコマースモール(ネットショッピングサイト)が、国内の良質で低価格な農産物が消費者に届いていないという問題意識から、農産物のオンライン販売を推進してきました。pinduoduoのビジネスモデルは消費者が「共同購入」システムで商品を割安に購入できるという消費者側のメリットだけでなく、農家の人々が直接中国全土にむけ販売を行うことが可能なため、流通コストの削減も可能になるという農家側にとってもメリットがあります。

また、コロナの流行期間中には地方政府と連携して生産地支援のための特設ページを設け、農村ライブコマース(ライブ配信による視聴者参加型の販売)を開始、これにより産地の在庫を大幅に減らすことができたそうです。

つまり、消費者は、都市部で生活しながら、ネットショッピングで農村部の新鮮な野菜や果物を選んで買える、しかも共同購入でお安く手に入れることができる。農家の方々からしたら、中間業者を通すことなく、自分たちでサイトを立ち上げたり、売り歩いたりする必要もなく、消費者に届けることができる。この、今私たちが利用しているネットショッピングの、ほんの少しだけ先に、こんなにも明るい未来が描ける可能性があるなんて、と驚かされます。

調べてみますと、地方特産品のお取り寄せサイトなど日本国内でもこういった流れが加速しているのを感じます。世界規模で見たらより確実でしょう。格差社会の解消にもつながってくれそうで、そんな「未来のチカラ」にワクワクしてきます。それはもう早く利用したくてソワソワしてくるほどです。そんな企業に私のお金を投資して働いてもらって、一刻も早く実現して欲しい!と切に願います。

今回も素敵な「未来のチカラ」を知ることができました。次回はまた別の角度から、「eビジネス」のチカラを見ていきたいと思います。

 

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