~豊かな暮らしにつながる~「未来のチカラ」

第8回「『エコ』新エネルギー開発の風で、未来の暗雲を吹き飛ばす」

提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント

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こんにちは、コミックエッセイストで小学生二児の母、うだひろえです。「未来のチカラ」を持つ投資先を見つけてきたこの連載ももう8回!こんなにもあるものだと毎回驚かされてます。

しかしまだまだそんなテーマ、たくさんあるみたいです。楽しみです!皆様と一緒に勉強させてもらえたらと思います。さて今回からのテーマは「エコ」、これも近年急激に進化している分野ですね。今回は特にエネルギーの問題を見ていきます。

「電気を大切に!」なんてことは、私が子どもの頃から言われていることですが、近年はより切迫した状況を肌で感じております。ニュースを見ていても、私たちが今まで当たり前のように自由に使えてきたエネルギーは、地球環境との絡みで今後どうなってしまうのだろう、子供たちの将来は大丈夫なのだろうか?と心配になります。

また、「私たちの子どもの頃って、こんなに暑くなかったよね?」と真夏のあまりの暑さに確信するほど、地球温暖化は深刻な事態であると痛感し、このままではいけないという思いは、日に日に強くなります。私たちのマメな心がけで、いくらかの改善はするのかもしれませんが、実感としての効果は見えにくいですから、なかなか不安はなくなりません。

日本のエネルギー自給率は低いことが有名ですが、元々資源に乏しい上に、2011年の東日本大震災前は19.6%だったエネルギー自給率、2016年にはなんと8.4%と10%を下回っています。また、全体のエネルギー供給のうち、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料によるものが8割以上を占めており、その化石燃料のほとんどが海外に依存しているのだそうです。(参考:経済産業省資源エネルギー庁HP

こんな情報を見ると、私なんかは先走って「もう日本はダメなんじゃないか」と絶望的な気持ちになってしまうのですが、しかし今までの連載でもそうだったように、こうした不安や心配のある場所に、「未来のチカラ」が隠れていることがあるのですよね。

そう、そこで期待できるのが、「再生可能エネルギー」、太陽光・風力・地熱・中小水力といった、温室効果ガスを排出しない、国内で生産できるエネルギー源です。太陽光などは個人の家でも設置している家も多く、私たちにとっても身近ですが、今回注目するのは「風力発電」です。風力発電と聞くと、私が真っ先に思い浮かべるのは、横浜市が運営する「ハマウィング」です。(参考:横浜市HP

数年前まで横浜に住んでいたこともあり、湾岸部をドライブ中に見える、海中から伸びているかのような巨大な風車は、みなとみらい地区の風景と相まって、とても印象的です。そんな風力発電、コストがかかるためあまり浸透していないという話を聞いたことがあります。あの巨大な1台で作り出せる電力はいかばかりか、私たちみんなのエネルギーを支えるためにはどれだけの風車が必要なのか、確かに想像するに簡単ではないように思います。

そんな中、世界では風力発電の運営コストは急速に低下していると言われています。その一翼を担うのが、風力発電機世界最大手のヴェスタス(Vestas Winds System A/S社)。デンマーク・オーフスに本拠を置き、世界83カ国に132ギガワット(1ギガワット=10億ワット)以上の風力タービンを保有する風力発電機の設計、製造、販売会社です。それまでネックとなっていた高コスト問題に対して、風車ブレードを拡大することで発電効率を向上させ、低コスト化を図っているのだそうです。

コスト面での問題が解決すれば、風力発電は、新エネルギーの中でも経済性(発電コストが比較的安価)、効率性(設備利用率が大きい)、環境性(エネルギーがペイバックされるまでの時間が短い)に優れていることから、世界的に注目される新エネルギー発電となります。

確かに、太陽光発電と異なり夜間でも風さえあれば発電でき、また洋上にも設置できるため、可能性は無限大とも言えます。新たな雇用も創出されることを考えると、この分野の発展を応援することで、数年後、数十年後の未来を明るくすることに一役買うことができるのではと、希望を持てます。あんなに、「もうダメだ」なんてところまで落ち込んでいた気持ちが、パアッと晴れやかになりました。まるで風が暗雲を取り払ってくれたみたいに。

いやあ、今回も勉強になりました!次回も「エコ」分野で、今回も少し話題にした身近なエネルギー、取り上げてみたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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