「いちばんはじめの金融講座」~投信・金融・経済 勉強中!~
第10回 予想分配金提示型って知ってる?
提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント
Q・予想分配金提示型って知ってる?
A・分配金の金額が、あらかじめ基準価額の水準に応じて提示されている投資信託のことです。
スミタさん:第8回分配金って何ですか?で勉強したけれど、分配金の原資って把握するのは難しいよね。
タムラさん:そうなんだ。投資信託から得た利益以上に分配金を支払うこともあるからね。わかりにくいよね。
スミタさん:でも、これまでとはちょっと違う分配型投資信託があるらしいよ!教えてAI-Sensei!
スミタさんが言っているのは予想分配金提示型投資信託のことかな。基準価額の水準から、分配金の有無や金額見込みが事前に把握できる分配型投資信託のことだよ。
例えば、分配月の基準日における基準価額が1万円から1万1,000円の場合、分配金は100円。基準価額が1万1,000円から1万2,000円の場合、分配金は200円。基準価額が1万2,000円から1万3,000円の場合、分配金は300円というふうにあらかじめルールが示されていて、基準価額に応じて分配金が決まる。基準価額が一定水準以上の場合にだけ分配金が支払われるから、投資元本に相当する部分は運用していきたいけど利益分は使っていきたいという現金ニーズがあるひとには便利だね。
〈さらに、深堀り!〉
元本部分の変動はありますが、予想分配金提示型投資信託の“事前に次の分配状況が把握しやすい”という仕組みは、“運用を継続しつつ、利益がでたら分配金として受け取りたい”という投資意向に適していると考えられます。
人生100年時代を迎え、資産形成層といわれながら、日常生活費が何かとかかる30代~50代の方々は、長期の資産形成に向け、現金を継続して投資していくだけの運用にはなかなか手が出しにくいかもしれませんが、予想分配金提示型投資信託のように、事前に分配金額が予測できればなにかと活用しやすいのではないでしょうか。
ただし、資産形成層においては、長期運用・時間を味方にするという観点から、分配をださないほうがいいという考え方もあるので、ご自身の生活スタイルに合わせて活用することが大切です。
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