「データから考えよう」
金融資産の保有目的から考える
提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント
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2019年に行われた家計の金融行動に関する世論調査から、金融資産の保有目的を取り上げます。
金融資産の保有目的について、全体では「老後の生活資金」65.8%、「病気や不時の災害への備え」58.0%と、2つの項目が圧倒的に多くなっています。高齢化社会や年金制度への不安などから老後に備えたいという気持ちの表れだと思われます。
年齢別では、20歳代では「旅行、レジャーの資金」が3位に入っていますが、30歳代と40歳代では、やはり「こどもの教育資金」が筆頭になっています。“老後”が見えてくる50代以降は「老後の生活資金」が最も多くなっていますが、3位は50代は「こどもの教育資金」、退職後のセカンドライフを見据えてか60代は「旅行、レジャーの資金」、終活も見据えるようになると思われる70代は「遺産として子孫に残す」とそれぞれ異なります。
年齢に応じて金融資産の保有目的が異なるのは、目的ごとに資金が必要となるタイミングが異なるためだと考えられます。そして、資金が必要となるタイミングまでの時間が異なることは、それぞれの目的に適した金融資産を選択する際のポイントとなります。
例えば、病気や不時の災害のように必要となるタイミングが予測できない場合には保険商品等の活用が、教育資金や住宅取得用の資金やレジャー資金のように資金が必要となる時期が決まっている場合には積立預金を活用するなど堅実な資産形成が適当だと考えられます。
老後の生活費用等、資金が必要となるまで時間のある方は、時間を味方にして積立投資などを活用しながら、複数資産で運用することも効果的だと考えられます。また、取り崩しの代わりに運用商品の配当を活用する選択肢も考えられます。金融資産の保有目的に応じて金融商品の活用を上手に検討してみてはいかがでしょうか。
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