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今こそ見直そう日本株!注目テーマを絞り込む

提供元:グリーンモンスター株式会社

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実は、今こそ日本株に注目すべき!というお話しと、注目テーマについてご紹介します。

・長期的、中期的、短期的に出遅れている日本株
・投資対象としての魅力の高さ
・日本株の注意ポイント
・注目テーマを絞り込む

【長期】圧倒的に出遅れている日本株

まずはこちらのチャートをご覧ください。

出展:TradingView

日本株指数のTOPIXと米国株指数のS&P500を比較しました。およそ34年前の1988年を0としています。米国株は約16倍上昇、日本株は当時とほとんど変わらない水準です。

当時の「バブル時代」は日本株全盛期で、世界の時価総額トップはNTT。世界上位30社の内20社程度が日本株という状況でした。米国株は10社にも満たず、アップルはじめGAFAMが並ぶ今のように注目される存在ではありませんでした。

今の日本株は当時の米国株のように「蚊帳の外」。出遅れは顕著で、今後の上昇に期待できるとも言えますので、長期投資の観点で見た場合、投資対象に入るべき投資先と言えるのではないでしょうか。

【中期】11兆円以上売り越した海外投資家

実は日本株を売買している投資家の内、半分以上を占めているのが外国人、海外の投資家です。その、海外投資家の過去10年間の売買動向が以下の表です。

出典:東京証券取引所

海外投資家はアベノミクスが始まった当初に大幅買い越しし、その後の上昇に合わせて売却しています。

これを見ると、そろそろキッカケがあれば海外投資家が大幅買い越ししても良いのではないかと見えますね。すでに2021年はわずかですが買い越しに転じています。

米国株の過熱状況や米国の金融政策の変更など、マーケットが中期的な転換点を迎えているタイミングで、「そういえば日本株かなり売って少なくなったな」となった時、海外投資家が日本株を増やす方向に変化してもおかしくないと思います。

【短期】データで見ても割安な日本株

短期的に見ても日本株が出遅れているのは明白です。

日米株を1年前と比較すると、米国株指数S&P500は+19.8%、日本株指数TOPIXは-2.6%。2022年に入って下がった後でも米国株は1年前より約2割上昇、日本株はマイナス水準です。

また、利益から見た株価の割安度を測る指標であるPER(株価収益率)は、S&P500は20倍程度、TOPIXは13倍程度です。PERとは、株価が1株あたりの利益の何倍かを見る指標なので、低いほど割安となります。TOPIXの10倍台前半のPERは歴史的にも低い水準です。

日本株投資を行う上での注意点

このように出遅れ感が強く、割安感のある日本株は、投資対象としてとても魅力的です。情報の透明性や身近さも含めて安心感もあります。

これから国内のみならず世界で活躍する企業が次々生まれてくれば、将来的にかつてのように世界トップクラスに日本企業が何社も並ぶ時代が来るのではないでしょうか?

しかし一方で、日本株投資を行う上で注意したいこともあります。

1つは、日本は高齢社会で人口が減少傾向であることです。業種やビジネスによっては成長が難しい場合もあります。どういう顧客、どういうマーケットが対象なのか?将来性や発展性はあるのか?なども含めて考えましょう。

もう1つは、ITやDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展です。これらは、これまで不可能だったことが可能になったり、逆にこれまで好調だったものが通用しなくなったり、プラスにもマイナスにも作用します。

会社によって時代の進化を成長に繋げられるのか?時代に乗れず衰退してしまうのか?大きく異なる可能性があります。それだけに大いに投資チャンスになりますが「まさかあの企業が…」と思いがけない失敗となる場合もありますのでご注意ください。

注目テーマの絞り込み方

では、実際にどういう銘柄、どういうテーマの日本株が良いのか?色んなテーマや銘柄があるので悩みどころですが、出来るだけ絞って考えましょう。

・一過性では無く継続的な成長が期待できるテーマ
・国策に沿ったテーマ
・国内外問わずマーケットの拡大が期待できる企業
・海外投資家の買いが期待できる企業

短期的と言うより長期的にも魅力あるテーマや企業を選びたいので、コロナやオリンピックといった時期的なものは除いて、社会の変化などに関わるものを優先しましょう。

また、いくら先端のテーマでも利益を生まなければ長期的な株価の上昇も期待できません。カッコ良くても全然儲かりそうにないな、と思ったらやめた方が無難です。

目先の株価よりも、未来にどれだけ成長している可能性があるか?特にテーマはそういう視点が大切です。

そういう意味で引き続き有望なテーマは

・DX
・グローバルニッチ
・NFT
・AI人工知能

この辺りだと思います。

今後、各テーマを深掘りしていきますのでご期待ください!

 

(提供元:グリーンモンスター株式会社 臼田琢美)

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