現物株と同様に売買できるインバース型商品
相場下落に備える!「インバース型商品」を知っておこう
提供元:auカブコム証券
年初から相場様相は一変、相場下落時の対処法は?
2022年、年初から日本を含む主要株式市場は厳しい状況が続いています。
米FRBによる金融政策正常化への積極姿勢示唆による金利上昇への警戒、そして直近ではロシアによるウクライナ侵攻などからリスクオフ姿勢が強まり、日本株式市場も乱高下が継続。日本を代表する指数である日経平均株価は2021年終値の2万8791円から3月8日には2万5000円台を割り込むなど、下落基調を強めています。
株式の長期保有を目的としている方や株主優待目的で売りたくない方など、保有株が主要指数と同様に下落しているとき、売るに売れずもどかしい気持ちの方もいらっしゃるかと思います。
保有株のヘッジ(※)には、信用取引の「売り」や先物取引の「売り」を活用する方法もありますが、現物株とは取引ルールが異なることや信用・先物取引専用の口座開設が必要になること、必要資金(保証金・証拠金)の準備など、ハードルも少々高くなります。
そこで今回はその対処法として、現物株と同様に売買可能で対象指標の動きと反対の動きを目指す「インバース型商品」を取り上げます。
※ヘッジとは「回避」を意味し、投資対象の価格変動リスクを避けるようカバーすることなどを指します。
インバース型商品って何?
インバースとは、「逆」・「反対」という意味を指し、インバース型商品は対象指数の変動率が-1倍となるように計算されている商品です。インバースの中でも、レバレッジ型では-2倍または-3倍を目指す商品もあります。
例えば、対象指数の日経平均株価が下落すると、インバース型商品はその分反対に上昇するようなイメージです。
日経平均株価が下がると予想するとき、または保有株を売りたくないけれど下落時にヘッジをしたい場合などに活用することができます。
2022年3月29日現在、インバース型商品(ETFのみ)は東京証券取引所に18銘柄上場しています。今年2月にはNASDAQ100のインバース型も加わりました。現物株と同様に取引時間中に自由に売買が可能です。
今回は東証上場のインバース型商品(ETFのみ)について、売買代金が大きい上位10銘柄をご紹介します。
最低売買金額は数百円~数万円程度となり、取引時間中は現物株と同様にリアルタイムで売買できますので、個人投資家も取引しやすい特徴があります。
信用取引や先物取引を行わなくても、相場下落時に備えることができる「インバース型商品」をぜひチェックしてみてください。
【ご注意事項】
※レバレッジ型(例:ダブル型など)は対象指数の変動率が-2倍となるように設定されております。変動率が大きくなるため、利益・損失の額がともに大きくなりますのでご留意ください。
※変動率の乖離等留意点もございますので、東証WEBサイトのご留意事項もご確認いただきお取引をお願いいたします。