9月までにマイナンバーカードを申請すれば間に合う!

最大2万円分のポイントゲット!? 要チェックの「マイナポイント第2弾」

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2020年9月から2021年3月にかけて実施された「マイナポイント」。マイナンバーカードとキャッシュレス決済を連携することで、利用額の25%(上限5000円)が還元される制度だったが、2022年、第2弾として還元額をアップして帰ってくる。
「マイナポイント事業」公式サイト
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/

「マイナポイント」はどうしたら受け取れるのか、第2弾の条件はどうなるのか、ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士の川部紀子さんに教えてもらった。

まずはマイナンバーカードの申請を

「『マイナポイント』第2弾は、ポイントを得るための条件が3つあります。1つ目は、マイナンバーカードと連携したキャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をした際に、利用金額の25%分のポイントが還元されます。還元されるポイントは、1人あたり5000円分が上限となっています」(川部さん・以下同)

キャッシュレス決済サービスとは、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などのこと。「Suica」「ICOCA」などの交通系電子マネー、「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」といったスマートフォンで利用できる決済サービスも、「マイナポイント」の対象となっている。

現在マイナポイントで受付可能な決済サービス
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/service_list/service_possible.html

「こちらの申し込みは、2022年1月からスタートしています。まず必要になる手続きは、マイナンバーカードの取得です。『マイナポイント』公式サイトでは、『マイナポイント』の利用を希望する場合のマイナンバーカードの申請期限は2022年9月末となっています。それまでに申請しましょう」

マイナンバーカードの申請から交付までは概ね1カ月とされているが、「『マイナポイント』の影響で申請が混み合うことを考え、2カ月程度はかかると考えて早めに申請しましょう」と、川部さんは話す。

「マイナンバーカードを申請する際は、数年前に役所から届いた『個人番号カード交付申請書』を準備しましょう。パソコンやスマホからの申請時に、そこに書かれている23桁の申請IDとQRコードが必要になります。『個人番号カード交付申請書』を失くした場合は、住んでいる自治体の役所に電話すれば無料で再発行してもらえます。マイナンバーカードの申請自体は、1~2分で終わるでしょう」

申請時には、直近6カ月以内に撮影した写真も必要。自撮りでも問題ないが、正面、無帽、無背景で、顔まわりに余白のある写真がベスト。街中の証明写真機には、撮影と申請を同時にできるものもあるため、活用するのもいいだろう。

「約1カ月後にカードができると、自宅に『交付通知書』が届くので、それを持って住んでいる自治体の役所に受け取りに行きましょう。役所に行く時間さえつくれれば、そこまで負担はないといえます」

第2弾の申し込み期限は「2023年2月末」

マイナンバーカードが交付されたら、マイナポイントの申し込みに移る。

「第2弾の1つ目、利用金額の25%分のポイント還元の対象となるのは、2020年9月~2021年3月の第1弾の際に申し込んでいない人です。既に第1弾で申し込んでいる人が、再び5000円分のポイントを受け取ることはできません」

マイナポイントを受け取るためには、マイキーIDというアカウントの取得が必要。スマホの場合は「マイナポイントアプリ」、パソコンの場合は「マイキープラットフォーム」というサイトでマイキーIDを取得したら、利用するキャッシュレス決済サービスを選択し、申し込みは終了。あとは、キャッシュレス決済サービスを利用するだけだ。

「『マイナポイント』の申し込み期限は2023年2月末までと余裕がありますが、期限を過ぎると最大5000円分のポイントは受け取れないので、早めに手続きすることをおすすめします」

「マイナポイント」の詳しい申し込み方法に関しては、この記事をチェック!
最大5000円分の「マイナポイント」取得のため、マイナンバーカード申請は今すぐが吉!

2つの条件クリアで1万5000円分のポイント付与

「マイナポイント」第2弾では、5000円分のポイントに加え、さらに1万5000円分のポイントを受け取る条件が2つある。第2弾は第1弾で申し込んだ人も対象です。

●マイナンバーカードの健康保険証としての利用申し込み
●公金受取口座の登録

「マイナンバーカードの健康保険証の利用申し込み、公金受取口座の登録を行うことで、それぞれ7500円分のポイントが支給されます。つまり、どちらも行えば1万5000円分のポイントがもらえるというわけです。先ほど説明した利用金額の25%分(最大5000円分)のポイント還元を受ける人は、合計2万円分のポイントが得られることになります」

利用申し込みをするだけで1万5000円分のポイントがもらえるのは驚きだが、その分、手続きが面倒だったりするのではないだろうか。

「健康保険証の利用申し込みは、『マイナポータル』というアプリまたはサイトからできます。手間取ったとしても1~2分で終わるでしょう。マイナンバーカードに健康保険証の機能をつけると、顔写真つき身分証明書兼健康保険証になるため、今後はマイナンバーカードさえ携帯すれば、いろいろな場所で活用できるようになるかもしれません」

健康保険証利用の詳しい申し込み方法に関しては、この記事をチェック!
マイナンバーカードを「健康保険証」利用する5つのメリット

「もう1つの公金受取口座の登録は、この春開始になりました。預貯金口座の情報を事前に国に登録しておくことで、今後の緊急時の給付金などの申請において、面倒な手続きを省略できます。国に資産を把握されるといった心配はいらないでしょう。7500円分のポイントをもらえるので、登録しておいてもいいのではないでしょうか」

ただ、どちらも利用申し込みや登録をしただけでは、ポイントをもらえることにはならなさそうだという。

「どちらも2022年6月頃に申し込みを開始すると記載されているので、ポイントを受け取るために追加で何かしらの手続きが必要になると考えられます。こちらも申請期限は2023年2月末までとなっています」

最大2万円分のポイントとなると見逃せない。まだマイナンバーカードをつくっていない人は、忘れないうちに申請を。
(有竹亮介/verb)

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