使い勝手の良いETFの例もご紹介!
個別株が大好きな人にこそ!おトクで役立つETF活用法
提供元:グリーンモンスター株式会社
個別株投資が大好きな人にとって、投資信託やETF(上場投資信託)ってややこしかったり細かい違いが多くて面倒臭い、興味無い。そんなイメージもあると思います。
でも、実はそんな個別株が大好きな人にこそ「ETFを活用すべき!」と言いたい。
おトクで役立つETF活用法をご紹介します。
また、使い勝手の良いETFの参考銘柄もご紹介します!
偏りがちな投資スタイル
これまで長年、数多くの個人投資家と接しデータを見てきてつくづく思うのは、食べ物やファッションの好みなどと同じく、投資スタイルや銘柄選びも人によって個性があるということです。
個性というと聞こえが良いですが、良くも悪くも「偏り」がちになるということです。何銘柄何十銘柄も投資しているのに、似たような銘柄ばかり、同じようなタイミングばかりで投資してしまう。
これはもう「好み」のようなものだから、なかなか修正しようと思っても修正できない習性!
マーケットには浮き沈みがあり、投資対象は多彩です。状況に応じて投資先を変えたり、色んな状況を想定してバランス良く投資する。そういうことがいくらでもできるのに、意図的にコントロールしないと、どうしても自分の好みで偏ってしまうのです。
良い時は全部プラスだけど、悪いときは全部マイナス。そういう資産状況になりがちな人は、恐らくこの偏りが原因です。
長く、資産運用を続けて成功するためには改善しておきたいポイントです。
個別株中心のままでバランスを整える
しっかり分散してポートフォリオ組んで、、、
そういうことができるなら元から偏らないわけで、そういう人に「型にハマった提案」をしても現実的ではありません。
それに、誰しもがそういう投資手法を良しとしたり好むわけではありません。投資は自分が思うようにやるのが大前提です。マニュアル化された教科書的投資が万人に適していると思い込んでいる方が大間違いでしょう。
そこで、個別株中心のままでいいので、ETFを使って少し手を入れることでバランスを整える方法なら、手間もあまり掛からず偏りを改善できるのでオススメです!
投信やETFというと「初心者向け~」「分散投資~」「コスト~」と同じようなことばかり語られ、細かい違いばかり言及され辟易としてしまう人もいると思いますが、安心してください。シンプルで良いんです!
個別銘柄オンリーからETFを加える方法
個別銘柄オンリーからETFを加える方法を説明します。
(1)例えば、国内株式に100万円投資しているとして、その内20~50万円をETFにしましょう。何%程度をETFにするかはご自身の好みでOKですし厳密に決めなくてもいいです。
(2)100万円の内、仮に個別銘柄30万円を売却したら、次買うのは30万円分ETFにします。
(3)ETFの配分を30%程度と決めたら、概ねその配分は守って売買するようにしましょう。
基本的にはこれだけです。
これで個別株100%の状態から、20~50%はETFとなり偏りが改善されます。
またETFの部分は分散されていますから個別株のリスクも抑えられています。
さらに言えば、ETFの部分は個別企業のファンダメンタルズの確認やニュースのチェックも不要になります。
とてもシンプルですが、実は良いこといっぱいなんです!
どんなETFを買えば良いか?
次に、どんなETFを買えば良いか?
(1)東証に上場しているETFから選びましょう。
慣れた個別株と同様に売買できる4桁の銘柄コードがある国内ETFで充分です。海外ETFはわざわざ初めから使うほどのメリットよりも面倒なことの方が多いでしょう。
(2)投資している個別銘柄とは違う特徴のETFにしましょう。
日本株ばかり持っているなら世界株や米株のETFにするとか、偏りの改善に繋がるETFを選ぶようにしましょう。債券やリートやコモディティなどの種類もあります。
(3)できればETFも複数銘柄を持ちましょう。
初期は1種類だけでも良いですが、ETFも数銘柄持つようにした方が学べることも多いし、よりバランスよくなります。
個別銘柄だけの偏りからの脱却が大きな目的ですから、あまり細かいことは気にしなくて大丈夫です。ベストを目指すのは、一歩踏み出してからで充分。こだわりすぎたり最善を目指そうとして、かえって訳が分からなくなっては元も子も無いのですから。
ステップアップもシンプルにETFを活用!
ETFを活用して偏った個別株ポートフォリオの改善が進んだら、少しずつステップアップしていきましょう。
国内ETFなら信用取引で売りから入ってリスクヘッジに活用することもできます。
個別銘柄の信用売りと違ってインデックスなどに投資するファンドのETFですから、個別株よりも値動きはなだらかですし使いやすい面があります。
例えば、持ち株は売りたくないけどマーケット全体は下がりそう、と思うときに持ち株はそのままにして同種のETF(日本株を持っているならTOPIXなどのETF)を信用売りして持ち株の下落リスクに備える、といった使い方もあります。
また、様々な種類があるETFを金融経済状況に応じて、例えば、株のETFを売って、債券とコモディティのETFを買う、と組み合わせて活用する方法もあります。
このように、シンプルにETFを活かす手段は沢山あります。
個別株に投資しているからこそ、ETFの活用価値が高まるといっても過言ではないでしょう。
使い勝手の良いETFの例
ここでご紹介した活用で使いやすいETFの例です。
信用取引で売建して活用するケースもありますから、いわゆるオススメ銘柄などではありません。
あくまで、このような様々な種類があるETFを活用すれば、個別銘柄オンリーでの投資からかなり幅を広げた資産運用が可能になるという参考例です。
他にも沢山ETFはありますので、ぜひ調べてみてください!
・ダイワ上場投信- トピックス (銘柄コード:1305)
・NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信(銘柄コード:1306)
・NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信 (銘柄コード:1309)
・NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 (銘柄コード:1321)
・SPDRゴールド・シェア (銘柄コード:1326)
・NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 (銘柄コード:1343)
・純銀上場信託(現物国内保管型) (銘柄コード:1542)
・国際のETF VIX短期先物指数(銘柄コード:1552)
・iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(銘柄コード:1656)
・iシェアーズ 米国リート ETF(銘柄コード:1659)
・WTI原油価格連動型上場投信 (銘柄コード:1671)
・東証マザーズETF(銘柄コード:2516)
・MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 (銘柄コード:2558)
・上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし(銘柄コード:2568)
・iシェアーズ米国債20年超ETF(為替ヘッジあり)(銘柄コード:2621)
・MAXISナスダック100上場投信 (銘柄コード:2631)
・上場インデックスファンド豪州国債(為替ヘッジあり)(銘柄コード:2843)
(提供元:グリーンモンスター株式会社 臼田琢美)