持続的な発展を目指す世界の大きな潮流の中、環境・社会・ガバナンスの視点で企業価値を測るESG投資を新聞等で目にする機会は多いと思います。日本だけでなく世界的に見ても、年金等を中心とした超長期投資家がESG投資を推進/採用するなど、経済社会の持続可能性を考慮した投資判断の重要性は広く認識されています。

一方、株式ESG投資の対象は営利活動を行う企業の株式であり、持続可能な社会の実現という観点では、そのすべてをカバーするものではありません。営利領域と非営利領域、双方での持続可能な社会に向けた取組があって、初めてそうした社会が現実のものになるのだと思います。

この度、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、東京証券取引所に上場するETN：スマート30ESGシリーズETNの投資家保有残高に応じて寄付を行う取り組みを開始します。上場商品である本シリーズを通した寄付の取り組みは、幅広い方々にESG投資を通じた営利領域、寄付を通じた非営利領域での持続可能な社会の実現に向けた貢献機会を提供するものです。

ウクライナ侵攻で加速したインフレ懸念により、マーケットの注目はインフレ関連ニュースに集まりがちですが、長期投資を考える投資家の皆さまにおいては、経済社会が持続可能なパスを歩むことが長期的な投資リターンの拡大に寄与するという基本的な考えに基づき投資判断することも選択肢の一つかと思います。今回の取り組みがそうした社会実現を後押しする一助になれば嬉しく思います。

＜寄付の概要＞

（注）スマートESG30女性活躍（ネットリターン）ETN、スマートESG30総合（ネットリターン）ETNは2020年11月26日、スマートESG30低カーボンリスク（ネットリターン）ETNは2022年3月22日に上場

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