これも投資先を選択するための情報収集の1つ!

楽しみながら企業を知れる「工場見学」8選

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株式投資をするには、投資先となる企業を選ばなければならない。そこで重要になってくるのが、企業分析だ。その方法はいろいろ存在するが、数字から分析する方法だと身が入らない…という人もいるだろう。

では、企業を直接見に行ってみるのはいかがだろうか。企業を見に行く方法の1つが「工場見学」。身近なアイテムや食品などの製造工程を見ながら、その企業の風土や雰囲気についても学べる場だ。

そこで、旅行情報誌『じゃらん』編集部に、子どもはもちろん、大人も楽しめる工場見学をチョイスしてもらった。さっそく、選んでもらった8つの工場見学をチェックしてみよう。

工場見学の代表格“食品系”で有名企業を知る

●グリコピア CHIBA

画像提供/江崎グリコ

パピコやセブンティーンアイスの製造ラインが見られる工場見学。パピコの容器にアイスが注入されていく工程や、完成したセブンティーンアイスが包装される様子を見ることができる。見学の途中で、アイスクリームを保管する巨大冷凍庫のなかを通り抜けるパートがあり、製品の製造・出荷までを身をもって体験することができる。さらに、お土産として出荷前のパピコを持ち帰れるのも、うれしいポイント。

ちなみに、埼玉県にあるグリコピア・イースト、兵庫県にあるグリコピア神戸では、ポッキーとプリッツの製造工程を見ることができる。こちらも要チェック。

グリコピア CHIBA
住所:千葉県野田市蕃昌新田字溜台10
電話番号:04-7127-3355(9:00~16:00/休館日を除く)
休館日:要問い合わせ
入場料:無料
予約:必要
https://www.glico.com/jp/enjoy/experience/glicopia/chiba/

●アヲハタ ジャムデッキ

画像提供/アヲハタ

フルーツ本来の色と香り、おいしさを大切にジャムづくりを行うアヲハタが、広島県にあるジャム工場内の旧工場を改装して2012年にオープンしたPR施設。併設されている工場の見学だけでなく、ジャムづくり体験(1セット(200グラム入りの瓶4本分)800円)もできる。ジャムデッキオリジナルデザイン瓶に入れてお土産に。

瀬戸内海が目の前に広がる場所に位置しており、海を見渡せるスカイデッキもあるため、広島観光のついでに立ち寄るのもいいかもしれない。

アヲハタ ジャムデッキ
住所:広島県竹原市忠海中町1-2-43
電話番号:0846-26-1550(9:00〜18:00/休館日を除く)
休館日:日、月、祝日、年末年始、その他指定休日あり
入場料:無料
予約:工場見学・ジャムづくり体験は必要(ジャムづくり体験は小学生以上が対象、小学生は保護者と2人1組で体験可)
https://www.aohata.co.jp/experience/jamdeck.html
※2022年6月現在、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、以下のような運営となっている
・「ジャムづくり体験&工場見学コース」で予約した方のみ来館可能(同伴の方や未就学児も含めて予約のない方の来館は不可)
・ジャムづくり体験は1回につき最大7名まで
・工場見学は休止中のため、ジャムデッキ館内にてビデオを視聴する形になる

●味の素KK 川崎工場
味の素グループでもっとも歴史のある工場で、見学は2つのコースが用意されている(2022年6月現在)。1つめの「ほんだし(R)」コースは、「ほんだし(R)」の製造工程を見学した後、かつお節削り体験もできるユニークな内容になっている。

もう1つの「クノール(R)」スープコースは、コーンクリームスープの製造工程の見学に加え、シアターでコーン収穫や工場での仕事を疑似体験できる。製造工程を見た後に体験することで、企業についてより深く知ることができるだろう。

内容は一部異なるが、東海工場や九州工場も見学をすることができる。また、オンラインで楽しめる見学動画も用意されている。

味の素KK 川崎工場
住所:神奈川県川崎市川崎区鈴木町3-4
電話番号:0120-003-476(9:00~16:00/月~土)
見学実施日:火~金(年末年始、工場の指定休日を除く)
入場料:無料
予約:必要
https://www.ajinomoto.co.jp/kfb/kengaku/kawasaki/

●カップヌードルミュージアム 横浜
神奈川県横浜市にあるこちらのミュージアムは、日清食品創業者・安藤百福氏の記念館であり、安藤氏の生涯をCGアニメーションで再現したシアターやインスタントラーメンの歴史がわかる展示を楽しめる。日清食品の成り立ちや理念を汲み取ることができそうだ。

館内のマイカップヌードルファクトリーでは、スープと具材を自由に選べるオリジナルカップヌードル(1食400円)がつくれる。開発に近い体験をすることで、企業の努力も垣間見えるだろう。

カップヌードルミュージアム 横浜
住所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4
電話番号:045-345-0918(10:00〜18:00/休館日を除く)
休館日:火(祝日の場合は翌日が休館)、年末年始
入場料:大人500円/高校生以下無料
予約:必要
https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/
※横浜以外に大阪池田にもミュージアムがある

大人だからわかる企業の思い“お酒系”工場見学

●アサヒビールミュージアム

画像提供/アサヒグループジャパン

2022年4月、アサヒビール吹田工場の一角にグランドオープンしたばかりの施設で、アサヒビールの歴史がわかるシアターやビールの仕込釜のなかの様子を知ることができる展示などが用意されている。最大の見どころは、大きなスクリーンでバーチャル体験ができる「スーパードライ ゴーライド」。缶の上に乗った目線で、充填工程のスピード感やスケールを体感できるアトラクションのような展示となっている。

見学した後は、カフェエリアでスーパードライをはじめとしたさまざまな飲み物を楽しもう。新たな挑戦を楽しむ社風が感じられるような施設だ。

アサヒビールミュージアム
住所:大阪府吹田市西の庄町1-45
電話番号:06-6388-1943(9:15〜16:00/休館日を除く)
休館日:不定休
入場料:無料
予約:必要
https://www.asahibeer.co.jp/brewery/suita/
※吹田工場以外にも、全国4カ所の各種工場の見学が可能

●キリンビール 横浜工場
大人に大人気の施設で、見学60分、試飲20分で構成される「キリン一番搾りツアー」が楽しめる。ツアー中には、自分好みのビールをつくるバーチャル体験や、一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の飲み比べができる。

ツアー後半には、ブルワリードラフトマスターがビールの鮮度、サーバーの状態、グラス、注ぎ方まで徹底的にこだわった「キリン一番搾り生ビール」を提供してくれるだけでなく、「一番搾りおいしさ実感セミナー」では、ビールのおいしさが楽しめるテイスティング方法も体験。おいしさを追い求める企業のこだわりが感じられるだろう。

キリンビール 横浜工場
住所:神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1
電話番号:042-503-8250(9:45〜16:30/休館日を除く)
休館日:月(祝日の場合は次の平日が休館)、設備点検日、年末年始
入場料:20歳以上500円/19歳以下無料
予約:必要
https://www.kirin.co.jp/experience/factory/yokohama/
※横浜工場以外にも、全国9カ所の工場で体験可能

人やモノを運ぶ“運輸系”の貴重な裏側に潜入

●ANA Blue Hangar Tour

画像提供/全日本空輸

ANAグループの安全運航を支える「整備部門」の仕事を知る見学ツアーで、機体工場の格納庫に入り、航空機を間近で見学できる。パネルを外してむき出しになった機体の内部構造や配線なども見られる貴重なツアーだ。2022年3月のリニューアル後は、実際の部品や工具に触れられたり、整備士の業務を体験できたりする施設も開設。

展示ホールでは、e.TEAM ANA(整備部門)の概要や一等航空整備士になるための道筋についても、知ることができる。実際の仕事現場を間近に見られるツアーは、企業分析にも大きく役立つだろう。

ANA Blue Hangar Tour
住所:東京都大田区羽田空港3-5-4
休館日:土、日、祝日、年末年始
入場料:無料
予約:必要
https://www.anahd.co.jp/group/tour/ana-blue-hangar/

●ヤマトグループ 関西ゲートウェイ
クロネコヤマトでおなじみの運送会社の物流ターミナルが見学できる。ヤマトグループの歴史や宅急便の仕組み、関西ゲートウェイの役割、物流の社会的価値を学んだ後、最新の仕分け機器などの作業の様子を見学する内容になっている。

最先端の物流ターミナルを直接見ることで、物流の仕組みを把握するだけでなく、企業の思いや社会に掲げる使命などを、より納得感をもって知ることができるだろう。

ヤマトグループ 関西ゲートウェイ
住所:大阪府茨木市松下町3-1
電話番号:075-655-0199(9:00〜12:00、13:00~17:00/休館日を除く)
休館日:月(祝日の場合は翌日が休館)、年末年始、お盆
入場料:無料
予約:必要
https://www.yamato-hd.co.jp/facilities/kansai-gateway/
※内容は異なるが、羽田クロノゲートも見学可能

工場見学を通して、理念や雰囲気、製品そのものにより魅力を感じた企業に投資する、という考え方もいいかもしれない。無料で参加できるところも多いため、まずは楽しみに行ってみてはいかがだろうか。
(有竹亮介/verb)

※本記事の内容は取材時の情報です。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い各社の見学コースの休止や変更が行われる場合があります。最新の情報は各社のホームページなどでご確認ください。

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