○%は欲しい!

投資に期待する利回りは?

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投資はもちろんお金を増やすことが大きな目的だが、会社勤めしながら投資している人はどのぐらいの利回りを期待しているものなのだろうか? 運用益を目指した投資を行っているか、投資は行っていないが関心はある(投資関心層)全国の20〜40代の会社員549人を対象に調査した。

Q. 投資には年利でどのぐらいの利回りを期待していますか?(投資していない人は期待したいですか?)

0%(減らなければ良い) 9.7%
1% 2.9%
2% 4.9%
3% 12.8%
4% 4.9%
5% 25.9%
6% 2.9%
7% 2.7%
8% 2.2%
9% 1.6%
10%〜20%未満 13.1%
20%以上 3.5%
わからない 12.9%

投資に期待する利回りは、5%が最も多く25.9%を占めた。10%以上とした人が16.6%、3%とした人が12.8%、「0%(減らなければ良い)」が9.7%となっており、0%・3%・5%・10%以上と4つのピークがあるという結果だった。

投資経験別に見ると、5%とした人は投資経験者の26.8%に対し投資経験のない投資関心層では24.1%と大きな違いはなかったが、「0%(減らなければ良い)」とした人は投資経験者の7.5%に対し投資関心層では13.9%と高かった。逆に、10%以上とした人は投資経験者の18.8%に対し投資関心層では12.3%にとどまった。投資を実践している人の方が高い利回りを期待する傾向にあるようだ。

世代別では、10%以上を期待する人は20代の15.6%に対し40代では20.8%だった。「0%(減らなければ良い)」とした人は20代では13.4%だが40代では8.3%にとどまる。若い世代の方がやや慎重であると言えそうだ。

投資には浮き沈みもついて回るが、リスクはどのぐらいまでを想定しているのだろうか?

Q. 一時的な目減りはどのぐらいまで許容できますか?

10%未満 32.1%
10%〜20%未満 20.9%
20%〜30%未満 19.3%
30%〜40%未満 7.3%
40%〜50%未満 4.4%
50%以上 1.5%
わからない 14.5%

許容できる目減りは「10%未満」とした人が最多で32.1%だった。以降、「10%〜20%未満」が20.9%、「20%〜30%未満」が19.3%と続く。30%未満までで7割以上を占めており、会社員投資家が許容できるリスクは大きくても30%減までということになるようだ。

投資経験別では、「10%未満」とした人は投資経験者の27.3%に対し投資関心層では41.2%に達する。「わからない」とした人は投資経験者では7.2%だが投資関心層では28.9%にのぼった。投資関心層の方がリスクを恐れる傾向にあり、そのことが投資の実践を妨げているのかもしれない。

世代別では、「10%未満」とした人は20代の21.8%に対し40代では31.9%にのぼる。30%以上と回答した人は20代では21.0%だが40代では12.5%にとどまる。世代が上がると、期待する利回りは高くなる一方で許容できるリスクは小さくなるようだ。

バブル経済絶頂期の1990年から毎月一定額を日経平均に投資していたとしたら、2022年現在ではプラスになっているというのはご存じだろうか? どんな場合にも必ずという訳ではないが、長期投資には70%を超える一時的な下落にも対応できるだけの力があるので、目減りが怖くて投資に踏み切れていない人には毎月同じ額ずつの積立をおすすめしたい。

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(三田祐介)

「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2022年3月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:549件

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