食費が多いなら要チェック!
あなたの家の冷蔵庫は大丈夫?
提供元:Mocha(モカ)
食品の値上げラッシュが続き、家計費の負担が重くなってきています。しかし、仮に食品の値上げが1割あったとすれば、1割の食品ロスを減らせば値上げに対抗できます。
筆者が家計相談でお話しをお伺いするなかで、食費が多い家の冷蔵庫には特徴があることがわかりました。今回は、冷蔵庫のチェックポイントを5つ紹介します。
チェックポイント1:瓶詰や調味料が多い
冷蔵庫にドレッシングが何種類もあって、結局使い切れず捨ててしまうことはありませんか? すき焼きのタレなども同様に気が付いたらもう賞味期限が切れていることがよくあるものです。海苔の佃煮、塩辛などの瓶詰もあることを忘れて腐らせてしまうことも。使う頻度が少ない食材ほど、無駄が多くなりがちです。
瓶詰や調味料類は冷蔵庫の定位置を決め、「冷蔵庫の中に5つまで、使い切るまでは新しいものを買わない」などマイルールを決めましょう。
チェックポイント2:奥に入っているモノが見えない
セールやおまとめ割引で食材を多めに購入すると、冷蔵庫の中がパンパンになってしまい、奥に何が入っているかわからなくなってしまいます。そうすると、冷蔵庫の奥に眠っている食材を使いきれなくなり、無駄使いにつながってしまいます。
店頭の価格が安い時に購入すると節約できてお金が貯まりそうですが、冷蔵庫で保管するだけ保管したあとに捨ててしまうことになるなら貯まりません。冷蔵庫の中身を確認して、食材のストックを確認して必要な分だけ購入するようにしましょう。
また、冷蔵庫にものを詰め込みすぎないことで省エネの効果も得られます。経済産業省「家計の省エネ徹底ガイド春夏秋冬」によると、冷蔵庫のものを半分にした場合、約1180円の電気代の節約につながるそうです。
チェックポイント3:ひとくち程度の食べ残しが入っている
食べ残してしまった料理をもったいないと思って、お皿にラップをして冷蔵庫にいれることはよくあるでしょう。しかし、それを次の食事の時に食卓に並べることはあるでしょうか? 我が家でもあるあるなのですが、次の献立に合わないものだったら冷蔵庫から出さずじまいになってしまいます。そうして、結局食べるタイミングを失い捨てることに…。これでは、冷蔵庫の空間の無駄になってしまいます。
もちろん、無理して最後のひとくちを食べてしまうと体重増加につながってしまうので禁物です。あらかじめ、食べきれる量だけ料理すること、またはしっかり冷蔵庫にストックして「必ず次の食卓に並べる」などルールを作って計画的に食べることをおすすめします。冷蔵庫に保存しても、どうせ捨ててしまうのであれば、はじめから捨ててしまいましょう。
チェックポイント4:冷凍庫に保冷剤がたくさん入っている
ケーキやゼリー、生鮮食品を購入した時についてくる小さい保冷剤が冷凍庫にたくさんはいっている人はお金が貯まりにくいようです。そもそも、保冷剤がたくさんあるということは、保冷剤のついてくるような食品をたくさん買っているということ。もしかすると、無駄遣いが多くなっているかもしれません。
なお、冷蔵庫は空間をあけて冷気が庫内を循環させるようにするのが消費電力を抑えるポイントです。いっぽう冷凍庫は、入れられた食材がお互いを冷やし合う効果があるため、たくさんの食材が入っていたほうが節約につながります。
しかし、「保冷剤が冷凍庫の引き出しの半分を占めている」といった状態では、他の冷凍食材を入れる機会を逃していることになります。また、保冷剤が冷凍庫のあちこちにバラバラに入っているのであれば、他の冷凍食材自体も整理されていないことでしょう。いざ中を確認したら、ミイラ化した魚や肉が出てくる状態も予想されます。
保冷剤は、お弁当に使うなど目的がある分だけ一定の場所に保管するようにしましょう。
チェックポイント5:保存容器がバラバラ
冷蔵庫に入れる保存容器にも注目。丸い容器、長方形のタッパー、ラップをかけた小皿など、作り置きおかずや残り物をバラバラの容器で保管していると、どこに何があるかわからずいつ作っていつまでなら食べられるのか把握できません。
冷蔵庫に入れる保存容器はなるべく形をそろえ、できればマスキングテープに油性ペンで「8月10日 ほうれん草の胡麻和え」などと、作った日と中に入っているおかずを書いておきましょう。こうすれば、わざわざ冷蔵庫を開けて中身を確認する手間も省け、冷蔵庫の庫内温度上昇も防ぐことができます。どこに何があるかわからないといった状態も防げます。
まとめ
生活に欠かせない冷蔵庫が整理されていれば、お金まわりも整えられるようになりお金が貯まりやすくなります。
まずは、一段ずつ冷蔵庫の中をきれいにして、お金が貯まる流れをつくってみましょう。
[執筆:ファイナンシャルプランナー 稲村優貴子]
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