○割が出資経験あり!

クラウドファンディングしてる?

TAGS.


インターネットとフィンテックの発展に伴い、一般人や零細企業でも広く資金を集めることができるクラウドファンディングも身近な存在になってきている。会社員はクラウドファンディングには参加しているのだろうか? 全国の20〜40代の会社員732人を対象に調査した。

Q. 非投資型のクラウドファンディングに出資したことはありますか?

寄付型のクラウドファンディングのみに出資したことがある 7.2%
(成果物などがもらえる)購入型のクラウドファンディングのみに出資したことがある 15.7%
寄付型と購入型の両方に出資したことがある 4.9%
出資したことはないが関心はある 23.0%
出資したことはなく関心もない 49.2%

お金によるリターンのない非投資型のクラウドファンディングには関心のない人が半数近くの49.2%を占めたが、半数以上は少なくとも関心はあるという結果になった。

実際に出資したことのある人は27.8%で、寄付型の出資経験者は12.1%、購入型の出資経験者は20.6%であった(それぞれ、両方の経験がある人を含む)。純粋な寄付よりはなんらかの見返りがあるものの方が人気のようだ。

運用益を目指した投資を行っている人に限定すると、関心のない人は34.8%に減少し、出資経験者が44.2%となった。寄付型の経験者は20.2%、購入型の経験者は31.5%となり、やはり購入型の人気が高かった。

クラウドファンディングの中には、お金によるリターンを前提とした投資型もある。未公開株へ投資できる株式投資型クラウドファンディングについてもお尋ねした。

Q. 未公開株へ投資する株式投資型クラウドファンディングに出資したことはありますか?

出資したことがある 9.7%
出資したことはないが関心はある 25.3%
出資したことはなく関心もない 22.5%
株式投資型クラウドファンディングを知らなかった 42.5%

株式投資型クラウドファンディングの存在を知っていた人は57.5%であった。誰もが知っているとまでは行かないが、半数以上の会社員が存在を認知している。出資経験者は9.7%と1桁に留まったが、25.3%が関心はあると回答している。

こちらも運用益を目指した投資経験者に限定すると、株式投資型クラウドファンディングの出資経験者は19.6%に倍増する。関心はあるという人も29.3%に増え、知らなかった人は32.0%に減少した。

Q. 株式投資型クラウドファンディングに出資した(してみたい)主な理由を教えてください。

将来性のあるベンチャーを支援したい 44.1%
共感できるベンチャーを支援したい 35.9%
大きなリターンを得たい 19.2%
その他 0.8%

株式投資型クラウドファンディングへの投資目的としては、「将来性のあるベンチャーを支援したい」が最多の44.1%を占め、「共感できるベンチャーを支援したい」が35.9%で続く。「大きなリターンを得たい」という人は19.2%に留まった。

株式投資型への出資経験者に限定すると、「将来性のあるベンチャーを支援したい」人が70.4%と大きな割合を占めた。他方で「大きなリターンを得たい」という人は4.2%であった。実際に出資している人の方が、見返りよりも応援の方を重視していた。

株式投資型のクラウドファンディングは会社員にとってまだ一般的な存在ではないようだが、認知している人にはこれまで縁が遠かったようなスタートアップを直接支援できるというメリットが受け入れられているようだ。

〈あわせて読みたい!〉
株式投資とクラウドファンディングの違いって?

(三田祐介)

「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2022年3月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:732件

"※必須" indicates required fields

設問1※必須
現在、株式等(投信、ETF、REIT等も含む)に投資経験はありますか?
設問2※必須
この記事は参考になりましたか?
記事のご感想や今後読みたい記事のご要望などをお寄せください。
(200文字以内)

This site is protected by reCAPTCHA and the GooglePrivacy Policy and Terms of Service apply.

注目キーワード