日常生活でも役立つお金の知識!
経済学・経営学を学んだ経験はある?あらためて学びたい?
生活をする中で「お金」に関する知識を身につけておくのは、とても大切である。中でも経済学や経営学の知識は、幅広い分野で活躍できたり、培った知識を活かしたりすることが可能だ。そこで今回は、20〜40代の社会人を対象に、経済学や経営学を学んだ経験や実際の生活に役立った場面を調査した。
Q1. 経済学や経営学を学んだことはありますか?(複数回答)
1 大学や大学院で専攻した 15.9%
2 大学の教養科目などとして履修した 19.4%
3 書籍やネットなどで独学した 17.6%
4 その他 0.5%
5 経済学や経営学を学んだことはない 55.8%
経済学や経営学を学んだことがあるかどうかを調査したところ、半数を超える55.8%もの人が「経済学や経営学を学んだことはない」という結果になった。経済学や経営学と言っても分野は広く、「難しそう…」と考えている人が多いのかもしれない。
一方で、何らかの方法で経済学や経営学を学んだことがある人の中には、大学や大学院で専攻したり、書籍やネットなどで独学するなど、自ら積極的に学ぶケースも多いようだ。
次に、学んだ経済学や経営学がどのようなことに役立っているのか詳細を調査した。
Q2. (Q1で「学んだことはない」以外)学んだことは役立っていますか?(複数回答)
1 投資を行う上で役立っている 42.9%
2 仕事をする上で役立っている 45.6%
3 時事の理解や会話などに役立っている 28.2%
4 その他 0.8%
5 特に役には立っていない 16.4%
学んだ経済学や経営学がどのように役立っているのか調査した結果、もっとも多い回答を得たのは、45.6%で「仕事をする上で役立っている」だった。
経済学や経営学は自らおこなう投資だけでなく、会社経営や資金管理などあらゆる場面で役立つことが多い。また、経済学や経営学を自ら学んだ人の多くは、関連する職種への就転職を希望しているのかもしれない。その結果「仕事をする上で役立っている」という回答が多くなったことがうかがえる。
次に、経済学や経営学を学んでみたい、もしくは改めて学び直したいと思うかどうかについて聞いてみた。
Q3. 経済学や経営学を学んでみたい/学び直してみたいと思いますか?
1 学ぶ計画を具体的にしている2.4%
2 学ぶ計画はしていないが、機会があれば学んでみたい 49.8%
3 学びたいとは思わない 47.8%
経済学や経営学への興味を調査した結果、約半数の49.8%もの人が「学ぶ計画はしていないが、機会があれば学んでみたい」と答えた。また、少数ながらも2.4%の人が現在、学ぶ計画を立てている。
実際、経済学や経営学に興味があっても何かしらのきっかけがなければ、始めにくいのかもしれない。逆に、何かしらのきっかけを掴んだ数%の人は、実際に学ぶ計画を立てるなど、行動に移しだしている。
次に、経済学や経営学を学ぶ主な目的についても調査してみた。
Q4. (Q3≠3)経済学や経営学を学びたい主な目的を教えてください。
1 投資に活かしたい 48.7%
2 仕事に活かしたい 20.2%
3 知識や教養を深めたい 31.1%
4 その他 0.0%
経済学や経営学を学ぶ目的としてもっとも多い回答を得たのは、48.7%で「投資に活かしたい」だった。投資に興味や関心がある人の多くは「まずは、基礎となることを学んでから」といった、思いがあるのかもしれない。
次いで多かったのは、31.1%で「知識や教養を深めたい」だった。知識や教養を深めることは仕事に限らずさまざまな場面で役立つだろう。そのための自己啓発として経済学や経営学を選択する人が多いのかもしれない。
これからの時代は「お金」に関する知識は必要不可欠だ。中でも、経済学や経営学を選択して学んでおくことで、日常生活に役立つ場面も多い。これから自分のスキルを上げたり知識を増やしたいと考えているのであれば、経済学や経営学を学んでみるのもひとつの手段だろう。
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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2022年7月
調査対象:全国20~40代の社会人
有効回答数:1091件