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将来もらえる年金額を確認する4つの方法

提供元:Mocha(モカ)

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将来自分がもらえる年金がどのくらいなのか、気になる人は多いのではないでしょうか。年金額が分かれば、老後に豊かな生活をするための準備が今からできます。本記事では、将来もらえる年金額を確認する4つの方法をお伝えします。

将来もらえる年金額を確認する方法(1):「ねんきん定期便」を見る

年金制度への理解を深めることを目的として、毎年誕生月に届くねんきん定期便。ねんきん定期便には、自分の年金記録が記載されています。

ねんきん定期便は、年齢によって送付形式や記載内容が異なることはご存知でしょうか。ほとんどの年は、直近1年間の情報がはがきで送付されます。

年齢が50歳未満の人はこれまでの加入実績に応じた年金額、50歳以上の人は年金見込額の確認が可能です。年金見込額とは、給与水準が今後変わらず、60歳まで年金に加入することを前提に試算した、65歳からもらえる年金額を指します。

なお、35歳、45歳、59歳の節目の年には、全期間の年金記録が封書で送付されます。

●ねんきん定期便の概要

日本年金機構ウェブサイトより

将来もらえる年金額を確認する方法(2):「ねんきんネット」で試算する

ねんきんネットとは、ネット上で自分のもらえる年金額を確認したり、将来もらえる年金見込額を試算したりできるサービスです。

ねんきんネットでの試算方法は2通りあります。

●「ねんきんネット」での年金見込額試算

日本年金機構ウェブサイトより

「かんたん試算」では、画面のクリックだけで現在の加入条件60通りあり、マイナポータルから登録、またはねんきんネットのユーザIDを取得のいずれかを行います。マイナポータルの場合はマイナンバーカードとメールアドレス、ユーザーIDを取得する場合は基礎年金番号とメールアドレスが必要です。

ねんきん定期便に記載されている「アクセスキー」を利用すれば、ユーザIDを即日発行できます。ただし、アクセスキーの有効期限はねんきん定期便到着後3か月以内となっています。

将来もらえる年金額を確認する方法(3):年金事務所・街角の年金相談センターに問い合わせる

全国の年金事務所や街角の年金相談センターでも、年金見込額の試算や年金記録を確認できます。担当者から直接説明を聞きたい場合は、お近くの年金事務所・年金相談センターに行きましょう。その場でわからないことを聞くことができるメリットがあります。

年金事務所・年金相談センターの営業時間は平日(月曜~金曜)の午前8時30分から午後5時15分までとなっています。また、週の初日は「時間延長」で午後7時まで相談可能。また毎月第2土曜日は「週末相談」で午前9時30分から午後4時まで相談できます(一部年金相談センターを除く)。平日の日中に時間が合わない場合は、時間延長や週末相談を活用しましょう。

将来もらえる年金額を確認する方法(4):公的年金シミュレーターを利用する

公的年金シミュレーターは、厚生労働省が2022年4月から始めた新しいサービスです。ID・パスワードを入力せずに、パソコンやスマートフォンで将来の見込年金額を簡単に試算できます。入力した条件(今後の年収・就労完了年齢・受給開始年齢)に応じた年金見込額をグラフで見える化できる点が特徴です。

また、今後働き方を変更した場合の条件を追加で入力し、もらえる年金額がどう変わるのかを目で見て確認できるところもメリットでしょう。

2022年4月以降のねんきん定期便があれば、ねんきん定期便に記載の二次元コードを読み取り、生年月日を入力するだけでスムーズに試算ができます。ねんきん定期便が届いたタイミングで、一度試算してみてはいかがでしょうか。

年金額が分かれば今から対策できる

将来もらえる年金額を知っておくと、早めに老後に向けた対策ができます。安定した収入がある今から準備を始めれば、時間を味方につけてお金を増やせる可能性が高まるでしょう。定年間近になって慌てることのないように、まずは自分にあった方法で年金額を確認するところから始めてはいかがでしょうか。

[執筆:ファイナンシャルプランナー たにぐち まりえ]

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