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みんなが保有する人気株主優待銘柄は!?

個人投資家人気の株主優待銘柄ランキングTOP10

提供元:auカブコム証券 投資情報室

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みんなが保有する銘柄は!?個人株主数が多い人気の株主優待銘柄

株主優待をきっかけに投資をはじめる際、他の投資家がどのような銘柄を保有しているのか気になる方も多いかと思います。

WEBサイトやブログなどで様々な株主優待ランキングが紹介されていますが、実際に他の個人投資家はどんな銘柄を保有しているのでしょうか。

そこで今回は、優待実施企業約1500社の中から有価証券報告書記載の「所有者別状況」より、個人の株主数が多い人気銘柄TOP10を紹介します。みんなが保有する定番の人気優待銘柄としてぜひご参考ください。

個人株主数が多い人気の優待銘柄ランキング6位~10位

早速、10位からランキングを見ていきます。

※QUICKデータ・各企業WEBサイトよりauカブコム証券作成。投資金額は2023年2月21終値より算出、最低売買単位での投資金額。

第10位はソニーグループ(6758)。個人株主数は39.4万人。

株主優待はオンラインや店頭のソニーストアで利用できる割引クーポンです。ソニー製品を購入したい方向けとはなりますが、株価は長期10年程度で大きく伸長した銘柄です。株価上昇の恩恵を受けた個人投資家も多いのではないでしょうか。

第9位は家電量販店1位を傘下に持つヤマダHD(9831)。個人株主数は40.4万人です。

競合のビックカメラ(3048)はランク外ですが14位で家電量販店の株主優待も個人投資家に人気。ヤマダHDの優待は3・9月の権利確定月に優待券を受け取れます。家電のみならず、幅広い商品の品揃えで使い勝手が良い優待といえます。

第8位はゆうちょ銀行(7182)。個人株主数は42.1万人。

ゆうちょ銀行は2015年11月に大型IPOとして市場に株式を公開しており、その際に取得した個人投資家も多いかと思います。株主優待は500株以上になりますが、どなたが受け取ってもうれしいオリジナルカタログギフトを贈呈しています。

第7位はJAL(9201)。個人株主数は43.6万人。

国内線搭乗割引は旅行好きにはたまらない株主優待です。JALは全体に占める個人株主の比率が46%超と高い比率となっています。新型コロナウイルスの影響を受けて業績面も厳しい状況が続きましたが、来期にかけて高い伸びを見せるコンセンサス予想がでています。業績回復とともに、配当金も増額するのではないかと予想しています。

第6位はすかいらーく(3197)。個人株主数は48.5万人。

すかいらーくは全体の株主に占める、個人の株主比率が75%を超えており、個人比率では紹介する10銘柄の中でダントツの1位です。個人の株主数が多い分、外部環境や他国の金融政策・政治状況等よりも、個別材料や株主優待の開示などに株価影響を受けやすい可能性があります。そのためすかいらーくの業績・決算や株主優待についての開示などは要チェックです。

株主優待は100株以上で年に2回、2000円相当のカードが受け取れ、ガスト・バーミヤン・ジョナサンなど身近なファミリーレストランを中心に利用できます。投資金額が現在約15万円で個人投資家が購入しやすい水準であることも人気の理由の1つかもしれません。

個人株主数が多い人気の優待銘柄ランキング1位~5位

ここからはTOP5を1銘柄ずつご紹介します。

第5位は日産自動車(7201)です。個人株主数は50万人を超えてきました。

株主優待は日産新車購入時の特典で、カタログギフトがプレゼントとなります。紹介した場合にはどちらにもカタログギフトがプレゼントされます。優待の恩恵を受けるのは全ての方が対象ではないですが、日産車の購入検討をされている方がいれば嬉しい内容となっています。日産は100株での投資金額が5万円程度と初心者にもはじめやすい金額となっています。

第4位はNTT(9432)です。個人株主数は68.3万人です。

個人投資家比率は約18%と低いものの、発行済株式数の多さで株主も多くランクイン。株主優待は毎年進呈ではなく、継続保有2年以上の時に1,500 dポイント、5年以上の時に3,000 dポイントで、同一株主番号では最大4,500dポイントまでとなっていますのでお気を付けください。

NTTは前期に営業利益・純利益で過去最高を更新、11期連続で増配しており株主還元にも積極的です。株価も堅調に推移していますが、それでも配当利回りは3%超と高く、配当に重きをおく投資家にも人気の銘柄といえます。

第3位はANA(9202)です。個人株主数は70.5万人です。

株主数が多い上に個人投資家比率も58.7%と高く、年に2回受け取れる国内線の搭乗優待が人気です。株価はコロナショック前の水準には回復していないものの、経済停滞からのリオープン関連銘柄としても物色され戻り基調を辿っています。23年3月期は黒字転換予想、そして来期もコンセンサスで高い伸びを見せる予想となっており、復配についての回復期待も高まっているといえそうです。

第2位イオン(8267)です。個人株主数は81.4万人と大変多くなっています。

全国にイオンを中心に展開しており、消費者に身近で個人株主数も多く人気の銘柄です。8月は優待カード、そして2月は1000株以上かつ3年以上継続保有の株主にギフトカードを贈呈しています。優待カードでは、のちにキャッシュバックでの対応となりますが、保有株数に応じて最大7%の割引になります。イオンで買い物をする方には嬉しい優待です。投資金額も購入しやすい20万円台です。

21年・22年2月期は新型コロナウイルスの影響もあり、利益面では厳しい数値が出ていましたが配当は減額せず還元を継続しています。22年2月期は配当性向468%と利益に対する株主還元が大きくなっていましたが、株主還元は減らさず、先行きの業績回復への意思が伺える、投資家に優しい企業といえそうです。

堂々の第1位は、個人株主数81.9万人のオリックス(8591)です。

オリックスは株主優待を導入してから個人株主数が急激に増加しました。残念ながら、2024年3月末の権利確定をもって廃止となりますが、余裕を持った廃止の開示があったことは個人投資家への配慮を感じ好感が持てます。配当利回りは3.5%程度と高いことから、優待廃止後も引き続き保有する個人投資家も多いのではないかと予想しています。

ここまで個人投資家保有の人気優待銘柄ランキングTOP10をご紹介しました。まさに王道の株主優待銘柄が並び、魅力的な優待を導入していたり、株主還元に積極的な企業も多かったりと人気の理由が伺えます。ランキングをご参考いただき、ご自身にあった優待銘柄をお探しください。

*当記事はauカブコム証券公式YouTubeで2023年3月に動画配信したものを記事化しています。動画や資料は以下よりご覧いただけます。

※2023年2月21日現在、QUICKデータ・各企業WEBサイトよりauカブコム証券作成。1株配当金は通期会社予想。
※国内上場普通株式優待実施企業の所有者別状況データより「個人・その他」の株主数が多い銘柄をランキング。
※株主優待情報は一部を掲載しております。優待内容は各企業の判断により変更・中止となる場合がございます。お取引に際しましては必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。

(auカブコム証券)

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