ひとつでも当てはまったら要注意
「綱渡り家計で貯蓄ができない」改善しない人に共通する6つの考え方
提供元:Mocha(モカ)
いつも家計は綱渡り状態、貯蓄は全然できていないのに、それを改善できずにいる人たちがいます。そんな貯蓄ができない人はどのような考え方をしているのでしょうか?
今回は、貯蓄ができないのに、それを改善しようとしない人たちに共通する6つの考え方を解説します。
【貯蓄ができない人の考え方1】どうにかなると楽観的である
貯蓄ができない人は、常に「どうにかなるさ」と考えています。どんなに綱渡り家計になっても楽観的なので、現状を改善しようとしません。
家計に問題が起きているとき、何も改善策を考えず放置しているだけでは何も変わりません。逆に、どんどん問題の根が深くなっていき、取り返しがつかなくなる可能性があります。
貯蓄ができないことを楽観的に考えるのはやめて、何が問題なのか現状を見ることを習慣づけましょう。
【貯蓄ができない人の考え方2】最優先にほしいものを買いたいと考えている
いつもほしいものがあると衝動的に買ってしまう人は、なかなか貯蓄ができません。中には、ほしいものを買うことを最優先にするため、クレジットカードを使って支払いを先延ばしにする人もいます。後先を考えず、ほしいものを買うことを最優先にしていると、貯蓄ができないばかりか、家計を圧迫して生活費の工面にも困るようになります。
貯蓄ができる家計に変えていくためには、優先順位を見直すことです。まずは貯蓄分と基本的生活費を分けて、残ったお金でほしいものを買うようにしましょう。
【貯蓄ができない人の考え方3】お金のことは考えても仕方ないと思っている
お金がない状態が当たり前になっている人は、お金のことを考えても仕方ないと思っています。そんな人は、綱渡り家計になっていても危機感を感じることがありません。
お金のことを考えずにいると、いつまで経っても家計は困窮したままです。一度きりの人生、できれば安定した生活を送りたいと思いませんか?
お金がないことを仕方のないこととあきらめてしまわず、どうすれば家計状況が良くなるか、お金の使い方に問題はないか考えてみましょう。お金のことをちゃんと考えられるようになれば、家計は安定していきます。
【貯蓄ができない人の考え方4】貯蓄する目的を持たない
貯蓄はできても、目的を持たなければ長続きせず、結局貯蓄のできない家計になってしまいます。そもそも貯蓄は目的がないとモチベーションが続きません。「○○を実現するためにお金を貯める!」という気持ちが重要なのです。
貯蓄する目的を考えられない人は、旅行でも趣味でも何でもいいので、自分のやりたいこと、好きなことについて考えてみましょう。そして、それを実現するためにどれくらいのお金が必要か試算してみましょう。それがそのまま貯蓄の目的になります。
【貯蓄ができない人の考え方5】節約すれば大丈夫だと考えている
ときどき節約することが最終目的になってしまって、現状に満足してしまう人がいます。節約をすることは大事ですが、それが目的になると先に進むことができなくなります。
節約するだけでは貯蓄はできません。重要なのは、節約して浮いたお金を貯蓄に回す仕組みをつくることです。節約を最終目的にするのではなく、節約との合わせ技で、貯蓄を増やすための工夫や仕組みを生活の中に取り入れてみましょう。
【貯蓄ができない人の考え方6】そもそも問題意識がない
貯蓄ができないことに悩む人は少なくないですが、問題意識をまったく持たない人もいます。貯蓄ができないことを気に留めず、当たり前の状態だと考えているので、いつまで経っても現状は改善されません。
このまま貯蓄ができないと、将来まとまったお金が必要になったときに工面ができず、いろいろなことを諦めなければいけなくなってしまいます。一度、自分のやりたいことや夢について考えてみましょう。目的ができれば貯蓄する意欲は沸くはずです。
まとめ
現状は綱渡り家計で貯蓄が全然できていないのに、それを改善しようとしない人の共通する考え方を6つご紹介しました。
いずれにせよ、大事なのは現状に目を向けることです。日頃のお金の使い方を見直して、お金が貯められない原因はどこにあるのか考えてみることをおすすめします。お金の使い方に問題があれば、それを改善することで家計は安定していきます。家計が安定すれば、おのずと貯蓄できる家計に変わっていきます。最初は大変かもしれませんが、現状を改善する方法をみつけて貯まる家計にしてきましょう。
[執筆:ファイナンシャルプランナー 前佛 朋子]
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