9月に権利が確定するTOPIX100銘柄、配当利回りランキング

提供元:野村證券(FINTOS!編集部)

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金融セクターが上位にランクイン

配当金は企業の価値(株価)を決める重要な指標であり、株式投資の魅力の一つです。配当利回りは、投資した金額に対する予想配当金の割合を示し、PBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)と同様に、株価が割安か割高かを判断する指標となっています。

トップ20を見ると、損害保険の大手3グループが上位にランクインしています。SOMPOホールディングス(8630)が1位、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)が2位、そして東京海上ホールディングス(8766)が6位に位置しています。MS&ADは、2023年3月期までに10期連続で増配を達成し、連続増配銘柄として知られています。

3メガバンクはすべてトップ20内にランクインしました。みずほフィナンシャルグループ(8411)が4位、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が7位、そして三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が9位になっています。日本銀行の金融政策の正常化や、日米の長期金利の上昇が追い風となり、銀行セクターの株価は堅調に推移しています。

通信セクターでは、KDDI(9433)が12位に、日本電信電話(9432)が14位にランクインしています。NTTについては、7月1日付で1株を25株に分割したことや、政府がNTT株式の売却を検討していることなどが注目されています。

自動車セクターでは、SUBARU(7270)が17位、トヨタ自動車(7203)が19位にランクインしています。8月25日時点の円相場は1ドル=146円台で、昨年11月以来の円安水準となっています。輸出採算の改善に対する期待が高まっており、自動車セクターにとっては追い風となっています。

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