12月の株主優待人気ランキングをご紹介
人気の株主優待について知ろう
提供元:松井証券
株主優待ってどんなもの?
株主優待とは、企業が自社の株を購入してくれた株主に向けて、自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度です。株主優待は任意の制度であるため、すべての企業が実施しているわけではありませんが、上場企業のうち約1,481社が優待制度を導入しています。(2023年11月27日時点)
最近では、定番のお米や金券、優待券からカタログギフトのように選べる優待などバリエーション豊かになってきています。また企業にとっては、株式をすぐに売却してしまう株主より長く保有してくれる株主のほうが有難い存在であることから、長期保有制度を取り入れる企業も増えてきています。通常の株主優待に加えて、優待品(サービス)がプラスされるため、長く持っているだけでお得になることがあるのです。
さらにここ数年の傾向として、株式の売買単位を100株に統一するという取組みが全国の証券取引所で進んでいるため、株主優待取得のために必要な株式数が、例えば1,000株から100株に変更になり、所要額が少なくなることで優待取得に手が届きやすくなった銘柄もあります。
株主優待をもらうにはどうすればいいの?
株主優待を受け取るには、「権利確定日」に株主である必要があります。ただし、株式は買付してから受け渡されるまで2営業日かかるため、実際には「権利付最終日」(権利確定日の2営業日前)までに株式を買付し、保有していなければなりません。
~例えば2023年12月末が権利確定日の場合~
※2023年12月権利確定銘柄の中には、権利確定日が12/29とは異なる銘柄もございます。その場合、権利付最終日も12/27とは異なりますので、ご注意ください。
※PTSナイトタイム・セッションの取引は翌営業日扱いとなるため、権利付最終日にPTSナイトタイム・セッションで買付けした株式は権利落ちとなり、株主優待の権利はつきません。
12月の人気株主優待ご紹介
12月の株主優待銘柄をご紹介します。こちらは昨年店内で買越人数が多かった銘柄ランキングです。
1位のキリンHDは、様々な商品の中から好きな商品を選ぶことができます。お酒が飲めない方は、ソフトドリンクや食事券などの商品を選んでみてはいかがでしょうか。
6位のパンパシHDは、ドン・キホーテで使える電子マネーmajicaポイントがもらえます。ドン・キホーテでお買い物をする機会が多い方にとっては嬉しい優待内容ですね。
さて、12月末権利確定の場合、権利付最終日は12月27日(水)です。
早速、銘柄を見ていきましょう。
1位:キリンHD(2503)
最低投資金額:217,500円
内容:100株~999株
以下から1点選択
・キリンビール詰め合わせセット(合計4本)
・清涼飲料の詰め合わせセット(合計7本)
・キリンiMUSE免疫ケアサプリメント
・キリンシティお食事券 1,000円相当
2位:アウトソーシング(2427)
最低投資金額:123,100円
内容:100株~499株
QUOカード 1,000円相当
3位:ヒューリック(3003)
最低投資金額:416,400円
内容:300株~
3,000円相当のグルメカタログギフト
4位:ライオン(4912)
最低投資金額:130,000円
内容:100株~
自社製品詰め合わせ
5位:すかいHD(3197)
最低投資金額:229,550円
内容:100~299株
株主様優待カード2,000円相当
6位:パンパシHD(7532)
最低投資金額:322,100円
内容:100株~
電子マネーmajicaポイント 2,000円相当
※2023年11月13日時点
※優待銘柄はQUICKリサーチネットで検索し、最低投資金額が50万円以下の銘柄のうち、2022年11月29日から2022年12月の権利付最終日にかけて、松井証券店内での現物買越人数が多い上位6銘柄です。(直近決算にて経常利益が赤字の銘柄、継続保有が条件の銘柄を除く)
※本特集は個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。
※最低投資金額は、2023年11月13日の終値に株主優待取得に必要な最低購入株数をかけた金額です。
※掲載している画像はイメージ写真であり、実際の株主優待とは異なる場合があります。また、株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
はじめての株主優待Q&A
Q 株主優待を受け取るには、どれくらい株式を買う必要があるの?
A 株主優待を受け取るために必要な株数は企業によって異なります。また、同じ企業でも保有株数によって優待の内容が異なることもあります。優待銘柄の中には、必要な最低投資金額が10万円以下の銘柄もあります。
Q 権利付最終日に株式を買えば優待は受け取れるの?
A 権利付最終日の大引けまでに現物株式を保有していると株主優待を受け取る権利が得られます。
※東京証券取引所の大引けは15:00、名古屋証券取引所・福岡証券取引所・札幌証券取引所は15:30です。
※PTSナイトタイム・セッションの取引は翌営業日扱いとなるため、権利付最終日にPTSナイトタイム・セッションで買い付けした株式は権利落ちとなり、株主優待の権利はつきません。
Q 権利確定日を過ぎたら、すぐに優待が受け取れるの?
A 株主の確定、優待品の手配などに時間がかかるため、2〜4か月かかることが多いです。
※時期、受取方法は企業により異なります。
Q 権利落ち日にすぐ株式を売ってしまっても優待は受け取れる?
A 受け取れます。ただし、権利確定日に株主である必要があるため、権利付最終日の取引終了時点で現物株式を保有していない場合には、株主優待はもらえません。
※権利付最終日に買い→売りと日計り取引をした場合、株主優待は受け取れません。
今回は12月の銘柄について紹介しましたが、権利確定日が来る銘柄は毎月あります。
株主優待の内容や権利確定日などの情報は、証券会社の提供している無料ツールなどでも確認することができます。優待内容や最低投資金額などから検索する機能を実装しているツールもありますので、12月に権利確定日が来る銘柄はどのようなものがあるかなど、探してみてはいかがでしょうか。
毎月の人気銘柄については、関連リンクのページにて紹介しておりますので、ぜひご参考にしてください。
(提供元:松井証券)