日米の時価総額ランキングの変遷~2000年末・10年末・23年末を比較すると~
提供元:野村證券(FINTOS!編集部)
こちらは日本の時価総額ランキングで、左が2000年末、中央が2010年末、右が2023年末時点です。
2000年末時点では、1位はNTTドコモ、3位は日本電信電話などの通信企業に加え、トヨタ自動車やソニーといったグローバル企業や、金融機関が上位にランクインしていました。
2010年末時点でも、通信企業やグローバル企業や金融機関が引き続き上位を占めていました。通信企業では、新たに14位にソフトバンクがランクインしています。
2023年末時点では、トヨタ自動車やNTTドコモを完全子会社化した日本電信電話のように、2000年末・2010年末から変わらない顔ぶれも見えます。一方、センサーのキーエンス、半導体材料の信越化学工業、半導体製造装置の東京エレクトロン、製造小売のファーストリテイリングなどもランクインしています。
こちらは、米国の時価総額ランキングです。
2000年末時点では、ゼネラル・エレクトリックやエクソン・モービル、ウォルマート・ストアーズなど、米国を代表する株価指数であるダウ指数の構成銘柄が多数、上位を占めていました。そのほかでは、シスコシステムズやマイクロソフト、インテルなどのIT関連企業が上位にランクインしていました。
2010年末時点では、マイクロソフトに加え、アップルやグーグルなどがランクインし、こんにち、「マグニフィセント・セブン」と呼ばれている企業が存在感を示し始めました。
2023年末時点では、アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドット・コム、エヌビディア、メタ・プラットフォームズ、テスラなど、 「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる大手テクノロジー企業7社が、1位から7位を独占しています。
(FINTOS! 編集部)