60歳以降も働く人は要チェック
【意外と知らない】61歳以降のねんきん定期便の内容 働くと年金額も増えている?
提供元:Mocha(モカ)
厚生年金加入歴480か月未満なら経過的加算も増やせる
以前の年金制度では、老齢厚生年金は「定額部分」と「報酬比例部分」に分かれていました。今の制度に変わってから、以前の定額部分は老齢基礎年金に置き換わっています。そして、定額部分と老齢基礎年金の金額には差があるため、その差額を埋めるために「経過的加算」が支給されています。
厚生年金の総加入月数が480か月未満の人の場合、480か月に到達するまで経過的加算を増やせます。2023年度(令和5年度)の定額単価1657円(67歳以下)を基準に計算すると、1年働くことにより経過的加算は約2万円増えます。報酬比例部分と合わせると、1年で約3.3万円年金受給額を増やせるのです。
60歳到達時点で厚生年金加入月数が420か月に達していない人なら、60歳から65歳までの5年間働くことにより、報酬比例部分と経過的加算の両方を増やせることになります。この場合、増える年金額は約16.5万円です。5年働くだけでこれだけ年金が増えるなら、働いた方がよいと思う人が多いのではないでしょうか。
ねんきん定期便の年金額は60歳以降も働くと増える
50代のねんきん定期便に表示されている年金額は、60歳まで働いた場合の金額です。60歳以降も厚生年金に加入して働けば、もっと年金を増やせます。増えた年金を一生涯もらえるため、老後の安心感は大きくなるでしょう。
今は60歳定年後も再雇用などで勤務を続けることが可能になっています。特に年金額が少ない人は、働いて年金を増やすことを考えてみてください。
[執筆:ファイナンシャルプランナー 森本由紀]
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