貯蓄、投資の支出を増やしたい人が多い?
今後の支出について増やしたいもの、減らしたいものは?
支出について毎月どのくらいかかっているか把握しているだろうか。会社員は今後の支出で増やしたいもの、減らしたいものについてどう感じているのか。毎月の支出の把握状況と今後の支出について全国の20~40代の会社員1,325人を対象に調査した。
Q1. 毎月のご自身の支出について把握していますか?
しっかりと把握している 38.6%
なんとなく把握している 50.0%
把握していない 11.4%
毎月の支出について把握しているか訊いたところ「しっかりと把握している」「なんとなく把握している」と回答した割合が全体の8割強であった。ほとんどの人が毎月の支出を把握していることがうかがえる。
Q2.支出を増やしたいと思う項目はなんですか?(複数回答)
貯蓄 39.4%
投資 30.3%
娯楽費 27.6%
食費 22.3%
美容費 19.5%
日用品費、雑費 16.1%
交際費 15.2%
被服費 11.5%
その他 0.7%
特にない 17.4%
支出を増やしたいと思う項目について質問すると「貯蓄」「投資」「娯楽費」といった回答が多く寄せられた。新NISA制度の開始により世間で投資への関心が深まっていることもあり、貯蓄や投資に充てる資金を増やしたい人が多いようだ。また、今のうちから将来への備えとして貯蓄や投資で資金を確保したいと考えている人もいるだろう。
Q3. 支出を減らしたいと思う項目はなんですか?(複数回答)
食費 35.5%
水道・光熱費 32.2%
日用品費、雑費 29.0%
通信費 24.1%
保険料 21.0%
娯楽費 19.5%
交際費 16.2%
美容費 14.5%
被服費 12.4%
その他 0.5%
特にない 16.3%
続いて支出を減らしたいと思う項目について訊くと「食費」「水道・光熱費」「日用品費、雑費」「通信費」といった回答が多く寄せられた。近年、物価高騰の影響もあり食費や日用品費、水道・光熱費が以前よりも負担になっているせいか、支出を減らしたいと感じている人が多いのだろう。
支出項目の割合は家庭によってそれぞれだが、全体的に投資や貯蓄に取り組みたいと感じている人が多いようだ。投資、貯蓄への支出を増やすためにも抑えられる項目をなるべく節約するよう心がけることが大切だ。収入額と照らし合わせて、無理のない範囲で支出の割合を設定してみることがおすすめだ。
(藤田祐依)
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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2024年2月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,325件