企業年金(確定拠出年金)って知ってる?
会社にあると嬉しい福利厚生は?
職場によってさまざまな福利厚生制度が用意されており、これまで実際に利用したことがあるという人も多いだろう。会社員は職場のどんな制度を実際に利用したことがあるのか。また、福利厚生のひとつである企業年金(確定拠出年金)について理解しているのだろうか。会社の福利厚生について全国の20~40代の会社員1,325人を対象に調査した。
Q1. あなたが実際に利用したことのある福利厚生はなんですか?(複数回答)
健康診断・人間ドック補助 46.5%
特別休暇 30.4%
住宅手当・家賃補助 30.0%
資格取得支援 21.2%
社員食堂・食事補助 19.5%
レジャー施設等の割引制度 17.1%
財形貯蓄制度 14.9%
企業年金(確定拠出年金) 12.2%
利用したことがない 22.3%
その他 0.4%
実際に利用したことがある福利厚生について訊くと、「健康診断・人間ドック補助」「特別休暇」「住宅手当・家賃補助」といった回答が多く寄せられた。一般的に福利厚生として思いつく制度に関しては、実際に利用したことがある人が多い印象だ。お金に関わってくる「財形貯蓄制度」「企業年金(確定拠出年金)」といった制度を利用している人は少数であった。職場の福利厚生がそもそも少ないところや、福利厚生が幅広く用意されているものの利用する機会がないという人もいるのではないだろうか。
Q2. 企業年金(確定拠出年金)の制度について理解していますか?
よく理解している 16.2%
なんとなく理解している 38.5%
あまり理解していない 29.1%
まったく理解していない 16.2%
企業年金(確定拠出年金)の制度について理解しているか質問したところ「よく理解している」「なんとなく理解している」と回答した人が全体の過半数であった。理解していないと回答した人のなかには、企業年金の制度が職場にない人や、企業年金に加入しているものの内容についてはよく知らないという人もいるだろう。
Q3. 企業年金(確定拠出年金)について、勤務先で定期的に研修はありますか?
定期的にあり、受講している 16.2%
定期的にあるが、受講していない 15.2%
ない 60.5%
わからない 8.1%
企業年金(確定拠出年金)について勤務先で定期的に研修があるか訊くと「ない」と回答した割合が全体の約6割であり、定期的に研修がある職場は少ないようだ。また、研修があったとしても定期的に受講しているという人は全体の16.2%と少数であり、企業年金の制度について知る機会は少ないようだ。
福利厚生にはさまざまな種類があり、まだ利用したことがない制度が職場にもあるかもしれない。会社の福利厚生のひとつである企業年金(確定拠出年金)は、定年退職後に年金として積み立てた資金が受け取れる制度だ。企業年金が導入されていない職場もあるが、導入されているのであれば将来の資産のために是非活用してみたいものだ。企業年金に限らず、自分の勤める職場の福利厚生にどのようなものがあるか一度しっかりとチェックしておくとよいだろう。
(藤田祐依)
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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2024年2月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,325件