離れている相手と気軽にコミュニケーションが取れて便利なWEB会議システム。コロナ禍を機に使う機会が増えたという人も多いだろう。会社員はWEB会議システムをどのくらいの頻度で利用しているのだろうか。WEB会議システムの利用状況について全国の20～40代の会社員1,151人を対象に調査した。

Q1. WEB会議システムの利用頻度はどれくらいですか？

週2～3回　14.7％
週1回　14.4％
月2～3回　13.7％
月1回　8.7％
数か月に1回　4.7％
半年に1回以下　4.7％
WEB会議システムを利用していない　39.1％

WEB会議システムの利用頻度は「週2～3回」が14.7％、「週1回」が14.4％と週1回以上利用している人が約3割であった。WEB会議システムを利用している人の中では、少なくとも月に1回以上利用している人がほとんどのようだ。また、約4割の人は「WEB会議システムを利用していない」と回答した。

Q2. どのような場面でWEB会議システムを利用していますか？（複数回答）

仕事の打ち合わせ　59.3％
研修、セミナー　47.6％
面談　28.4％
顧客対応　14.4％
オンライン飲み会　6.4％
その他　0.6％

どのような場面でWEB会議システムを利用しているか訊いたところ「仕事の打ち合わせ」「研修、セミナー」「面談」との回答が多く寄せられ、仕事に関連する場面での利用が多い印象だ。コロナ禍をきっかけにリモートワークが普及し、仕事などでWEB会議システムを利用する機会が増えたという人も多いのだろう。

Q3. WEB会議システムを利用していて不便さを感じたことはありますか？

ある　68.3％
ない　31.7％

WEB会議システムを利用していて不便さを感じたことがあるか訊くと、全体の7割弱が「ある」と回答した。多くの人がなにかしら不便を感じた経験があるようだ。

Q4.（Q3で「ある」と回答した人へ）どのような場面で不便さを感じましたか？（複数回答）

周囲の雑音　60.7％
通信の途切れや遅延　57.2％
相手の反応、表情が伝わらない　36.2％
操作が難しい　8.6％
その他　1.3％

Q3で「ある」と回答した人にどのような場面で不便さを感じたか訊くと「周囲の雑音」「通信の途切れや遅延」といった利用環境への不満が多く寄せられた。対面でやり取りする場合と比べて、WEB会議システムを利用する際には通信環境などに気を遣う必要があるため、会議の質が落ちてしまいがちだ。WEB会議システムを快適に利用するには、十分な利用環境を整えることが必要不可欠といえるだろう。

WEB会議システムは遠方の相手といつでも気軽にやり取りができるため利便性が高いことから、特に仕事の効率化が期待できる。リモートワークが浸透していない企業もまだ多いが、WEB会議システムを導入することでワークライフバランスの向上や業務効率のアップにもつながるだろう。

（藤田祐依）

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調査方法：インターネットによる調査
調査時期：2024年10月
調査対象：全国20～40代の会社員
有効回答数：1,151件