いつから学ぶべき?金融教育の必要性は?

学校での金融教育の必要性は感じる?

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資産形成や税金、家計管理など、お金に関する知識が必要な場面は多く、特に社会人になってその必要性を実感した人も多いだろう。将来的に必要となるお金について、学校での金融教育の必要性を感じている人はどれくらいいるだろうか。学校での金融教育について全国の20~40代の会社員1,177人を対象に調査した。

Q1. 学校での金融教育は必要だと感じますか?

必要だと感じる 79.6%
必要だと感じない 10.8%
どちらともいえない/わからない 9.6%

学校での金融教育が必要か尋ねたところ「必要だと感じる」との回答が79.6%であり、ほとんどの人が学校での金融教育の必要性を感じていることがうかがえる。

Q2. どのタイミングでの金融教育が望ましいと思いますか?(複数回答)

就学前 9.0%
小学校 34.5%
中学校 51.6%
高等学校・高等専修学校 57.1%
大学・専門学校等 29.4%
わからない 1.4%

どのタイミングでの金融教育が望ましいかと尋ねると、最も多かったのが「高等学校・高等専修学校」で57.1%、次いで「中学校」が51.6%、「小学校」が34.5%となった。2022年4月から高等学校での金融教育が義務化されたこともあり、高等学校までには金融教育を行うべきだと感じている人が大半だ。「小学校」「中学校」といった回答も多く、この頃にはお小遣いをあげる家庭もほとんどだろうが、そのタイミングにあわせて教育が必要だと感じている人もいるだろう。

Q3. あなたが身に付けておきたい金融知識はどれですか?(複数回答)

資産形成・投資 69.7%
税金 59.4%
保険 45.6%
家計管理 43.5%
ローン 40.6%
相続 30.6%
その他 0.1%
特にない/わからない 9.9%

身に付けておきたい金融知識についての問いには、「資産形成・投資」「税金」「保険」「家計管理」といった回答が多く寄せられた。社会人になるとお金に関する知識が必要となるさまざまな場面に直面するが、これまで学校で十分な教育を受ける機会がなかった人も多いだろう。なかでも資産形成・投資については今まで義務教育で学ぶ機会が少なく、自ら情報収集が必要だといえる。

生きていくために必要不可欠なお金のこと。学校での金融教育のほか、家庭や普段の生活のなかでもお金について学ぶことが大切だ。早いうちからお金に興味を持ち、十分な知識を身に付けておくことで、将来の資産形成や金銭管理に役立つだろう。

(藤田祐依)

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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2025年2月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,177件

用語解説

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