安いものが買いたいのか、それとも資産形成をしたいのか
ETFの選び方
提供元:シンプレクス・アセット・マネジメント
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安い金融商品を買いたいのか、それとも資産を増やしたいのか
ETFに限らず、投資信託全般で「コスト競争」が激化しています。信託報酬が0.1%を切る商品も珍しくなく、投資家も「よりコストが安いもの」を探してETFを選ぶ傾向があります。ですが、ここで一度立ち止まって考えていただきたいのです。あなたの目的は、コストが安い金融商品を買うことでしょうか、それとも資産を増やすことでしょうか。
そもそもETFと個別企業株式はどのような違いがあるのか
個別企業の株式を買うということは、その企業の事業そのものに投資するということです。企業の経営戦略や競争力、技術革新、そして経営陣の意思決定――それらすべてが株価に反映されます。
株主としてその企業を保有するとは、資産の面でその企業の成長・繁栄・停滞・衰退をともに歩むことです。
一方で、ETFとは、特定の「投資機会」そのものに投資するためのツールです。たとえば、「日本株の企業価値向上」「AI関連産業の発展」といったテーマや市場全体のトレンドにアクセスすることができます。
つまり、企業に投資するのか、投資機会に投資するのか。その選択の違いこそが、個別株投資とETF投資の違いであると言えます。
ETFに投資を考えている投資家の皆さんには、個別株投資よりも一段高い視点で、社会や市場の流れを見ながら「投資機会」を評価していただければと思います。
資産を増やしたいならパフォーマンス重視で選ぶべき
ETFや投資信託を選ぶとき、多くの人が最初に見るのは「信託報酬」や「手数料」の欄だと思います。まず「信託報酬」や「手数料」を見るよう薦める、いわゆる金融インフルエンサーも多いでしょう。
そこで先ほどの問いに立ち返ります。あなたの目的は「信託報酬が低い商品を買うこと」なのか、それとも「資産を増やすこと」なのか。
コストの低さも重要な要素ではありますが、投資とは本来、「得られたリターンの大きさ」で評価されるべきものではないでしょうか。
つまり資産を増やしたいなら、まずはそのETFが提供する「投資機会」を理解し、次に「パフォーマンス(トータルリターン)」を見るべきです。
投資家が持つべき問い
「このETFは、私の資産を本当に増やしてくれるか?」
ETFを選ぶときは、まずこう自問してみてください。
そうすれば自ずと考えるべき項目の優先順位が浮かんでくるはずです。
最優先の目的は常に一つ――資産を増やすことです。
(シンプレクス・アセット・マネジメント)
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