「わかりやすく」をモットーに発信する企業情報が投資家との接点になる
株式分割を実施した伊藤忠商事「株主目線で本当に必要なものを提供したい」
株主とのコミュニケーションを通じて「成長」を目指す
今後は情報発信だけでなく、株主とのコミュニケーションにも力を入れていきたいとのこと。
「当社の事業の中身について、まだまだ知られていない部分はたくさんあると思います。株式分割によって購入しやすくなったタイミングで、当社への理解を深めていただけるような情報を発信するとともに、株主の皆さんとのコミュニケーションをしっかり取っていきたいと考えています」(井上さん)
これまでも株主総会などで株主からフィードバックをもらうことはあったが、今後はさらにその機会を増やしていきたい。
「我々の説明に対して、株主の方々がどのような印象を抱いたかといったところを伺いたいですね。そのなかでいただいた声を踏まえて、改善すべきところは改善して、企業価値を高めていきたいと思っています」(井上さん)
「そのためにも、常日頃から透明性が高い情報発信を行っていくことが大切だと考えています。先述した招集通知や公式ホームページに掲載しているビジュアルは、長年にわたって外部評価等でも高い評価をいただいています。このような工夫をさらに凝らしながら、より伝わりやすい形にブラッシュアップしていきたいと思います。発信して満足するのではなく、受け手となる株主や消費者の方々の目線に立って、本当にわかりやすいものや必要とされているものを見極めていきたいですね」(太田さん)
気付いていないだけで、実はさまざまなシーンで生活を支えている伊藤忠商事。「購入しやすい株式」と「わかりやすい情報」に触れてみると、一気に興味が増すことだろう。
(取材・文/有竹亮介 撮影/森カズシゲ)
著者/ライター
有竹 亮介
音楽にエンタメ、ペット、子育て、ビジネスなど、なんでもこなす雑食ライター。『東証マネ部!』を担当したことでお金や金融に興味が湧き、少しずつ実践しながら学んでいるところ。



