金銭感覚の成長が人としての成長にも繋がる。乙武洋匡が考える、子ども向けプリペイドカード「シャトルペイ」の本当の役割とは!?
乙武先生!金融教育、見にきてください シャトルペイ後編
「シャトルペイ」のさらなる進化に期待!
乙武 教育の方針ややり方は各家庭それぞれの形があっていいと思うのですが、こうしてお話を伺っていると、私の場合はやはりお小遣い制で良かったのかなと感じます。何か欲しいものができた時に、そのつど親におねだりするやり方では、お金の使い方が身につかないですから。
見原 そうですね。我が家の話で恐縮なのですが、次男がいま4歳なのでまだお小遣いは与えていなくて、「あれが欲しい」「これが欲しい」と言われるたびに、適宜判断するやり方をしていました。しかし、このやり方はやっぱりこちらも疲弊するので、少し早いと思いつつ、物理的なコインを導入してみたんです。
乙武 それは具体的にどのようなシステムですか?
見原 お手伝いや躾の範疇で、与えたミッションをこなすたびにコインを1枚渡すようにして、「何枚貯まったら好きなものを買ってあげるよ」とやったんです。すると、4歳にしてすぐにこの仕組みを使いこなすようになり、一切おねだりをすることがなくなったばかりか、「次にコインが貯まったら何々を買うんだ」と言うようになりました。
乙武 へえ、それは素晴らしい成長じゃないですか。
見原 親としてもこれは大きな転換で、まさにこういうことを「シャトルペイ」を通して起こしていければいいなと痛感しています。
乙武 そういえば私の母も、そのあたりのやり方が実に巧みでした。小学校の低学年の頃の話ですが、当時はテレビゲームをやりたい盛りで、いかにその時間を許してもらうかというのが重要事なわけです。
そこで母が考え出したのが、1日の中でゲームをやった時間とテレビを見た時間の合計が、勉強した時間と本を読んだ時間の合計と同じでなければいけないというルールだったんです。私としてはいっぱいゲームをやりたい一心で、めちゃめちゃ勉強や読書をしましたから、大成功ですよね(笑)。
見原 それもまた素晴らしいアイデアですね。やはり設計が大切なんだと、思い知らされました。
乙武 だからこそ、「シャトルペイ」のようなツールにも大きな可能性があるということです。引き続き、さらなる進化と発展に期待しています。


