投資信託のトレンドが分かる!
2026年2月 投資信託の資金フロー
提供元:三菱アセット・ブレインズ
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3.新規設定ファンドの動向
「債券型ファンドが新規設定額上位を占める、ハイ・イールド債券やエマージング債券への関心高まる」
2月の新規設定は約330億円となり、前月(約540億円)から減少した。設定本数は21本と前月(14本)から増加した。新規設定額上位には、外国債券型やハイ・イールド債券型、エマージング債券型など、債券型ファンドが多数ランクインした。
新規設定ファンドのうち、設定額が最も多かったのは「GS社債/ゴールド・エクイティ・バランス戦略ファンド2026-02」(三菱UFJ、約78億円)であり、次いで2位は「ニュートン・量子技術関連株式ファンド」(SBI岡三、約66億円)、3位は「JPM米国ハイ・イールド債券ファンド(年1回決算・ヘッジなし)」(JPモルガン、約44億円)、4位は「One円建て債券ファンドⅤ2026-02」(AM-One、約40億円)となった。
設定額1位の「GS社債/ゴールド・エクイティ・バランス戦略ファンド2026-02」は、主にゴールドマン・サックスが発行する社債に投資し、その利息収入をベースにしながら、金と株式を組み合わせた戦略指数の運用成果による追加収益を狙うもので、期間が約7年に設定された単位型の商品となっている。
設定額2位の「ニュートン・量子技術関連株式ファンド」は、量子コンピューティング関連の革新的なテクノロジー企業に投資するファンドであり、今後の成長が期待される分野への投資ニーズを捉えた商品となっている。
また、今月は上位10ファンドのうち9本を債券型ファンドが占める結果となった。特に「ハイ・イールド債券」においては、「JPM米国ハイ・イールド債券ファンド」シリーズが3本(3位、5位、10位)新規設定された。同ファンドは決算頻度や為替ヘッジの有無により複数のコースが用意されており、投資家の多様なニーズに対応した商品設計となっている。
「エマージング債券」においても、「MS新興国債券オポチュニティ・ファンド」シリーズが3本(6位、8位、9位)新規設定された。同ファンドは新興国の債券市場に投資することで、先進国債券よりも高い利回りを追求できる点が特徴であり、決算頻度や為替リスクへの対応方法が異なる複数のコースが設定されている。
このように「ハイ・イールド債券」や「エマージング債券」において追加型ファンドが複数新規設定された背景として、米国をはじめとする海外では金利低下が進む中、相対的に高い利回りを享受できるこれらの資産クラスへの投資妙味が意識され、資金を集めたものと考えられる。前月は地政学リスクの高まりを背景に、金・プラチナなどのコモディティファンドが新規設定額上位に複数入っていたが、今月は投資家の関心がインカムゲイン重視の債券型商品へとシフトしていることがうかがえる。
新規設定金額、設定本数の推移

最後に、2月の資金流入上位15ファンドを掲載しておく。
資金流入上位15ファンド一覧
(三菱アセット・ブレインズ)
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