介護の不安はあっても備えは不十分?

介護に対する不安はある?

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人生100年時代といわれる現代、自身の老後の生活だけでなく家族の介護の問題も避けられないものとなっている。会社員は介護についてどのような不安を感じ、どの程度備えを進めているのだろうか。全国の20~40代の会社員1,147人を対象に、介護に対する意識と準備状況について調査した。

Q1. 介護への不安を感じますか?

感じる 62.7%
感じない 19.4%
わからない 17.9%

介護に対して不安を「感じる」という人は6割を超えており、介護に対して漠然とした懸念を抱いている人が多いことがわかる。一方で「わからない」とする回答も一定数あり、将来的に介護の必要性は感じていても、まだ現実の問題として捉えきれていない人もいるようだ。

Q2. もし自身や家族に介護が必要になったら何が不安ですか?(複数回答)

介護にかかる費用 64.2%
仕事との両立 67.6%
体力が必要になる 45.4%
精神的な負担 47.4%
介護の知識が少ない 25.1%
その他 0.4%

介護に対する不安としては「仕事との両立」「介護にかかる費用」といった回答が多く寄せられた。経済面だけでなく、働きながら介護を担う現実的な負担を不安に感じている人が多いようだ。また、身体的・精神的負担への不安もみられ、介護が実生活に大きな影響を与える可能性が高いことがわかる。

Q3. 自身や家族の介護への備えはできていると感じますか?

できていると感じる 20.1%
どちらでもない 27.3%
できていないと感じる 52.6%

介護への備えに対して「できていないと感じる」との回答が過半数であり、不安の大きさに対して準備が追いついていないことがうかがえる。また、備えが「できていると感じる」という人は2割にとどまり、多くの人が必要性を感じながらも行動に移せていないようだ。

Q4. 具体的にどのような備えを行っていますか?(複数回答)

介護にかかる費用を調べる 38.2%
利用できるサービスを調べる 68.6%
介護保険への加入 15.0%
家族と事前に話し合いをしておく 9.1%
その他 0.5%

介護への備えとしては「利用できるサービスを調べる」が最も多く、情報収集から始める人が多い傾向がみられた。一方で「介護保険への加入」や「家族と事前に話し合いをしておく」といった具体的な対策は比較的低い割合となり、調べる段階で準備がとどまっているケースが少なくないことがうかがえる。

介護に対して不安を感じている人は多いものの、実際の備えまで行っている人は少数であり、意識と行動の間にギャップがみられた。とくに仕事との両立や精神的・身体的負担への懸念が大きく、家族間での共有や早期の情報収集が重要な課題といえそうだ。介護は将来直面する可能性の高い問題だからこそ、早い段階から準備を進めていくことが重要だ。

(藤田祐依)

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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2026年2月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,147件

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