日本経済は「3つの上げ」で「四方よし」へ
提供元:野村證券(FINTOS!編集部)
日本では「値上げ」「賃上げ」「利上げ」が定着しつつある
2026年の日本経済は、値上げが5年目、賃上げが4年目、利上げが3年目を迎える公算が大きいと野村證券では予想しています。2021年の秋から本格化した食品を中心とする「値上げ」は現在も続いています。
「賃上げ」については、春闘(春季生活闘争)賃上げ率も5%台での妥結が定着しつつあり、2026年の春闘についても連合(日本労働組合総連合会)は定期昇給分を含めて加重平均で5.94%の賃上げを要求しています。「利上げ」については、2024年3月のマイナス金利政策の解除後、日本銀行は、2024年7月、2025年1月、2025年12月と3度の追加利上げを行っています。野村證券では今後も追加利上げが続くとみています。
「3つの上げ」は日本経済の全4主体のトップラインを押し上げる「四方よし」につながる
「値上げ」は企業のトップライン(売上高)を拡大させます。また、多くの家計が労働力を売っている(=就業)ことを踏まえると、賃上げは家計のトップラインの伸びを意味します。利上げは、それが定着すると、銀行など貸し手金融機関のトップラインの伸びにつながります。しかも、これら3つの上げが起こる局面では、税収の伸びも期待され、政府のトップラインも伸長します。
つまり、「3つの上げ」が起こる局面では、企業、家計、金融機関、政府というマクロ経済を構成する全4主体のトップラインが同時に伸びやすくなる、まさに「四方よし」の状態となります。以上を踏まえると、2026年の日本経済は「四方よし」の経済に一段と近づくと期待されます。
「2026年の日本経済」のイメージ

(出所)野村證券経済調査部より野村證券投資情報部作成
※編集元アナリストレポート「キャラバン2026年春、日本株の勝ち筋(2026年4月8日配信)」
著者/ライター
大坂 隼矢
野村證券投資情報部 シニア・ストラテジスト
2010年 野村證券入社。3店舗での支店業務を経て、2015年3月より投資情報部。現在は月刊誌「Nomura21 Global」等、個人投資家向け株式資料の作成をはじめ投資情報の提供を行う。
2010年 野村證券入社。3店舗での支店業務を経て、2015年3月より投資情報部。現在は月刊誌「Nomura21 Global」等、個人投資家向け株式資料の作成をはじめ投資情報の提供を行う。
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