株価乱高下も世界半導体販売額は拡大が続く
提供元:野村證券 投資情報部
6月23日に半導体銘柄は下落したが
6月23日の米国株式市場で、半導体関連銘柄の株価が比較的大きく下落しました。急ピッチな株価上昇が続き高値警戒感が強まっていたところに、一部報道でAI関連半導体への需要が鈍化するとの観測につながったことが、きっかけとみられます。
2026年3月の前年同月比+79.2%に対し4月は同+93.9%へ加速
SIA(米国半導体工業会)が2026年6月5日に発表した2026年4月(直近月までの3ヶ月移動平均)の世界半導体販売額は、前年同月比+93.9%となりました(2026年3月は同+79.2%)。
世界半導体販売額~前年同月比の推移 2026年4月は前年同月比+93.9%

(出所)SIA(米国半導体工業会)、LSEGより野村證券投資情報部作成
発表資料の中でSIAは、「2026年4月の世界半導体売上高は前月比で14ヶ月連続の増加となり、世界市場はアジア太平洋地域、米州、中国向けの売上にけん引され、前年同月比においても、引き続き力強い成長を記録している。一方、世界の半導体売上高は2026年中に1.5兆ドルに達すると予測されており、これは従来の想定よりも早い節目の達成となる。AIインフラとアクセラレーテッド・コンピューティング・プラットフォーム(AIや高度な計算を高速に行うための基盤)への需要増が追い風となっている」と述べています。
地域別半導体販売額~前年同月比の推移 各地域とも伸び拡大

(出所)SIA(米国半導体工業会)、LSEGより野村證券投資情報部作成
当面、半導体製品に対する需要は強い状態が続くと予想されますが、毎月初旬に発表されるSIAの月次統計などを参照しながら、半導体市場の動向を確認していきたいと考えます。
著者/ライター
村山 誠
野村證券投資情報部 シニア・ストラテジスト
1990年野村総合研究所入社、1998年に野村證券転籍。エクイティアナリスト、クレジットアナリストとして勤務。2011年6月より米国株ストラテジー担当。投資環境の分析、個別株の投資アイデアを提供。テレビ東京「Newsモーニングサテライト」出演中。
1990年野村総合研究所入社、1998年に野村證券転籍。エクイティアナリスト、クレジットアナリストとして勤務。2011年6月より米国株ストラテジー担当。投資環境の分析、個別株の投資アイデアを提供。テレビ東京「Newsモーニングサテライト」出演中。
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