ETFで始める少額不動産投資
今後も拡大が期待されるJリート市場
提供元:大和投資信託
日本の不動産に着目、Jリート(J-REIT)市場とは
当ページをご覧の皆さまの中には、Jリートという言葉を新聞などで見かけたことがある、もしくは既に投資商品として利用されている方々も多いかと思われます。Jリートとは、投資家の皆さまから集めた資金を賃貸用不動産に投資し、賃料や不動産価格の上昇を収益源とする国内の投資信託のことを言います。
リートは手軽に始められる不動産投資であり、①少額から始められる、②さまざまな種類の不動産に投資できる、③プロが管理・運営等を行う、④一般的に証券取引所に上場しているため換金性に優れている、などのメリットがあり、個人の方々も幅広く利用されているものです。Jリートは写真のような日本中のさまざまな不動産に分散して投資していますので、皆さまが実際に訪れたことがあるような有名物件の間接的なオーナーとなれることも魅力の一つではないでしょうか。
注目を浴びるJリート市場
Jリート市場が注目を浴びている理由は、大きく3つあります。1つ目は、不動産市況の改善とそれに伴う賃料や不動産価格自体の上昇です。特に都心部のオフィスの空室率低下と賃料上昇が目覚しく、Jリートの代表的な指標である東証REIT指数も底堅い動きをしています。2つ目は、相対的に高い利回りです。長期間にわたり低水準で推移している日本の金利に対して、Jリートの利回りは3%台とかなり魅力的な水準となっており、為替変動を気にする国内の投資家だけでなく海外の投資家からも資金が集まっています。日本銀行によるマイナス金利政策により日本の金利が低下している現在では、相対的な魅力は更に高まっているといえます。
そして3つ目は、政策の後押しによる不動産投資市場の活性化期待です。日本政府によって訪日外国人旅行消費(インバウンド消費)の増加や、不動産投資市場の成長目標として2020年までにJリート等の資産総額を約30兆円へ倍増させる目標が示され、国をあげた日本の不動産投資市場の拡大が期待されています。
東京五輪に向けて
2020年の東京五輪開催に際して東京都では交通網などのインフラ整備、都市開発が予定されており、不動産市況への好影響が期待されます。過去に五輪が開催された先進国の都市では開催決定から開催後まで不動産価格は持続的に上昇したことから、2020年の東京五輪開催も不動産市況にとってさらに追い風となるでしょう。
米国の富裕層向け旅行雑誌の読者投票により行なわれた、世界で最も魅力的な都市を決める「Best Cities in the World」における、米国を除く世界各都市の2016年のランキングで、初めて東京が第1位(昨年15位)に選ばれました。東京が今後さらに国際都市としての認知度・魅力度を高めることで、東京五輪後も不動産価格の上昇に加え、さまざまな用途の不動産への需要が拡大し、Jリートは収益拡大等の恩恵を受けることが期待されます。
ETFを通じた東証REIT指数への投資
Jリートの代表的な指標である東証REIT指数に連動するETFは、大和投資信託が組成しているものも含めて東京証券取引所に複数上場しております。相対的に高い利回りや中長期的な成長が期待できる不動産に低コストで投資できるJリートETFを、是非ご自身の資産運用に活用されてみてはいかがでしょうか。