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ETFでESG

提供元:三菱UFJ国際投信

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ESG投資とは

ここ数年、「ESG投資」(Environment=環境、Social=社会、Governance=ガバナンス)という言葉を目にする機会が増えています。2006年に国連がESGの視点を投資の意思決定に組み込むよう働きかけたことがきっかけとなり、ESG投資は世界的に浸透しつつあり、日本でもGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が国内株式における1兆円規模のESG投資を行ったのを皮切りに、今後もESG投資は拡大する見込みです。

ESG投資は難しい概念に思えるかもしれませんが、実は普段の生活の中で当たり前のように考え・実行していることを投資にも活用しようというものです。

もしマイカーの購入を検討するとしたら

例えば、もしあなたがマイカーを購入するとしたら、価格や大きさ、燃費などの性能、その他にデザイン、色、メーカー名を重視すると思います。また、車を買った後のこと、例えば車のメンテナンス・車検をお願いすることになるかもしれない販売店の雰囲気や販売員との相性、駐車場はどうしようか、家族の誰が運転するのか、どれくらいの頻度で乗るのか、乗ってどこに行こうか、何年くらい乗って売却する時は幾らくらいで売れるのだろうかなど、いろいろなことを考えるのではないでしょうか。

それ以外にも、その自動車メーカーは地球環境の保全を重視しているのか(Environment)、車は衝突安全性が高いのか(Social)、国の検査で不正を犯したことがないか、経営陣がセクハラで訴えられていないか(Governance)など、普段の生活における新聞やテレビなどを通して感じる自動車会社の経営姿勢も意識的もしくは無意識に考慮しているのではないでしょうか。

もし個別企業の株式を買うとしたら

個別企業の株式を買う時も、短期トレーディングなら株価の方向性やモメンタム、直近の業績、ニュースを重視するものの、中長期で投資しようとする際は、株価や企業の将来性、財務の安定性以外に、車を選ぶ際と同様、環境改善に努力・貢献しているのか(Environment)、従業員の健康と安全だけでなくサプライチェーン含めた適正な労働管理を行う仕組みを導入しているのか(Social)、女性取締役の選任や腐敗防止の方針などガバナンス姿勢(Governance)を意識的もしくは無意識に考慮しているのではないでしょうか。

また、株式のアクティブファンドを運用するファンドマネージャーも「ESG投資」という言葉が確立する以前から、ガバナンスの根幹である経営者の資質そのものを投資判断の一部材料としてきました。

ETFでもESG投資が可能に

これまで、日本のETFは、アメリカと異なりアクティブファンドが上場できないため、原則「TOPIX」や「日経平均株価」のようなインデックスファンドしか上場できず、そのほとんどが時価総額加重平均型や時価総額上位の銘柄を集めたインデックスなど時価総額を基点としたもので、ESGの視点が入っていないETFが趨勢を占めてきました。

近年は、「積極的な設備・人材投資」や「女性活躍」などESGの視点を取り込んだインデックスが開発され、それに連動するETFが上場し、ETFでもESG投資ができるようになってきました。ただし、現在の日本におけるESG投資は年金や生保などの機関投資家を中心にしたもので、個人のESG投資の認知は発展途上です。今後、個人が投資を行う際に、リスク・リターン以外に、投資が環境や社会に与える影響を重要視するようになると、アメリカのようにESG関連のETFや投資信託が増加し、投資の新しい選択肢が増えていくと思われます。

 

(提供元:三菱UFJ国際投信)