「夏のボーナスで…買い替えなきゃ」な家電1位は●●だった

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写真: HIME&HINA / PIXTA(ピクスタ)

写真: HIME&HINA / PIXTA(ピクスタ)

みずほ総合研究所が4月13日に発表した「2017年夏季ボーナス予測」では、民間企業の一人当たりのボーナス支給額は前年比+1.1%と予想。また、各種報道では国家公務員の夏のボーナスについては平均で1.9%増が伝えられており、今夏のボーナス支給額にホクホク顔のビジネスパーソンは多そうだ。

だからこそ、家電の買い替えを検討している人も少なくなさそう。昨今の家電は10年前に比べ、その機能や省エネ性能が格段に向上している。かかる光熱費を考慮すれば、買い替えた方がオトクなケースも多いのだが、「壊れてないから」と、ひとり暮らしを始める際に購入した家電を10年近く使い続けているという人は意外に多いとも聞く。

はたして、どれくらいの人たちが家電の“我慢利用”をしているのだろう? 今回は、その実態をアンケート調査で調べてみることに(調査対象:全国の20~50代の男女200名 調査方法:6月24・25日 インターネット調査 協力:ネオ・マーケティング)。

手始めに、「古さが気になるが、壊れていないため使い続けている家電」について質問をしたところ、上位の家電は以下の通り。

Q.あなたのご家庭内で、古いけど壊れていないため利用し続けている家電はありますか。(複数回答)

1位 冷蔵庫 21.5%
2位 洗濯機 18.5%
3位 ノートパソコン 17.0%
4位 掃除機 15.5%
5位 電子レンジ 15.0%
6位 スマートフォン 14.0%
6位 エアコン 14.0%
8位 液晶テレビ 8.5%
9位 DVD・HDD・ブルーレイレコーダー 7.0%
10位 (プリンターやスキャナー等)パソコン周辺機器 5.5%

国税庁ウェブサイトによると、冷蔵庫と洗濯機の耐用年数は6年、パソコンは4年となっている。冷蔵庫や洗濯機は、屋外などの悪環境での利用を想定して作られていることもあってか、パソコン等に比べれば壊れにくい家電のひとつ。古さが目立っても、いまだに現役として利用している人が多いのもうなずける。

3位のノートパソコンは技術の進化が早く、ハードそのものだけではなくOSが切り替わるなど、ソフト面の進化の影響も大きそうだ。ネットしか利用しないならば、古いOSでも十分だが、昨今ノートパソコンの薄型化・軽量化は著しい。いざ買い替えてみたらびっくりする人も多いかもしれない。

では、ボーナス支給で買い替えを検討する家電も、やはりこのランキングに近しい結果に…? 調査してみると、上位の家電は以下のような結果となり、少々異なる傾向に。

Q.ボーナスが支給され買い替えを検討した家電、または、支給されたら買い替えを検討したいと思う家電は、以下のうちどれですか。(複数回答)

1位 スマートフォン 15.5%
2位 ノートパソコン 12.5%
3位 タブレット 6.5%
4位 冷蔵庫 5.5%
5位 デスクトップパソコン 5.0%
6位 液晶テレビ 4.5%
7位 洗濯機 3.5%
7位 エアコン 3.5%
9位 電子レンジ 2.5%
9位 (プリンターやスキャナー等)パソコン周辺機器 2.5%

「古いけど利用し続けている家電」ランキングは、上位を白物家電が占めたのに対し、実際買い替えを検討している家電はスマートフォンやノートパソコン、タブレットなど、情報家電が目立つ。確かに、昨今スマートフォン端末の価格は高騰している。各携帯キャリアの展開するキャンペーンなどによって相殺され、実質負担額は低くなるとしても、お財布に余裕のあるこの時期に購入・機種変更しようという機運が高まるということか。

なお、数値の傾向を見ると、全般的に買い替えを検討している人は少なく、「買い替えを検討している家電は特にない」という選択肢には64.0%の票が集まった。ボーナス支給額が上がったとはいえ、気持ちが大きくなることはなく、そんな時だからこそ“しっかり貯金派”は多いのかも。

いつ壊れるかわからないのが家電。急に壊れてしまった時にお金がない…なんて事態にならぬよう、貯金はもちろん大切な行為。だけど、お金を「使う」という観点で見れば、ボーナス時期に使うか、壊れたときに使うかだけの差で、お金が減るという事実に変わりはない。

ならば、家電がまだ壊れていない今のうちに、「貯める」という以外に、「増やす」という選択肢も視野に入れておきたいところ。超低金利のこの時代、普通預金に寝かせておくだけではもったいない。金銭に余裕のあるうちだからこそ、資本を増やして、買い替えタイミングに備える。ボーナス時期は、そんなマネー術を始めるにもいい時期だ。

(文・鈴木大介/考務店)