FP Cafe「みんなのマネー相談」

500万円のファンドラップ、3年経っても元本割れ。続けるべきか解約すべきか

提供元:Mocha(モカ)

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今回、FP Cafe「みんなのマネー相談」に投稿された相談は、「3年前のファンドラップ、増えるどころか元本割れ。担当者からは増額してプレミアムコースに変更してはとの提案。さらにリスクレベルもあげるべきと言われて悩んでいる」というもの。

ファイナンシャルプランナーの渡辺直子さんがアドバイスしています。一緒に相談内容を見ていきましょう。

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▼相談者プロフィール
年齢: 50代
職業: 会社役員
住居: 分譲マンション (ローン完済)
年収: 1000万円

今回の相談内容(愛知県50代さんからの投稿)

● 3年前のファンドラップ、増えるどころか元本割れ

3年前にファンドラップに500万円投資。現在490万円くらいに目減りしています。
担当者からリスクレベルを3からレベル5に上げたらと提案されました。
(よりリスクを取るようにとの提案)

会社の資金でのファンドラップは プレミアムコース(1000万円~)でかなり運用益をあげています。

担当者に会社と同様のポートフォリオにできないかと尋ねると「このポートフォリオはプレミアムコースでしか組めません。会社と同じポートフォリオを希望されるなら 増額してプレミアムコースに変更して下さい。」との答え。

500万円増額して プレミアムプランで運用を続けるか、思い切って解約して別の投資先を検討するべきか。

ファイナンシャルプランナー渡辺直子さんのアドバイス

● ファンドラップは便利だけどコストも割高

今回のご相談ですが、ご投資の判断に関しては、断定的なことは申し上げられないためあくまでも考え方のアドバイスとなってしまいますことをご容赦ください。

ファンドラップの特徴は投資一任契約と言って、あらかじめ取り決めた投資方針に基づいて各運用資産の売買をお任せできるという点で、投資が初めての方や、忙しくて運用に時間が割けない方向けの金融商品とも言えます。

数年前までは最低でも1000万円以上のご資金という条件で富裕層を対象としている商品でしたが、最近は、300万円~500万円の金額でもファンドラップが利用できることから、だいぶ敷居は低くなっています。残高も年々増えているようです。

ただし、運用をお任せできるというサービスの対価として、投資一任受任料とファンドラップ手数料等の中間コストが余計にかかることになります。その点では、信託報酬の低めのインデックスファンドを自ら探し同じようなポートフォリオを組んでしまったほうがコスト面は割安だと思います。

● ファンドラップの資産状況レポートを活用するという手も

ご投資の経験は、今回のファンドラップが初めてでしょうか。
今回証券会社の担当者から資産の組み合わせの判断の元となるレベル3からレベル5への変更(よりリスクを取った運用)のご提案があったということは、運用経験を少なくとも3年積まれ、ご自身のリスク許容度や運用に対するお考えが変化したということを担当者が感じ取ったとお見受けします。

私からのアドバイスですが、定期的にご自宅に届くレポートを活用する手もあります。レポートには、資産配分割合が円グラフなどで見やすく掲載されていると思いますので、同様の資産を運用対象としたインデックス投資信託を数本、自分で組み合わせて購入するという方法です。

ファンドラップとは違い、売買の判断はご自身でする手間はかかりますが、この方法の良いところは、コストが割安という点、そして投資金額もご自身で自由に決められるという点です。もし、1000万円のコースでは少し不安というお考えがあればこのようなやり方でも良いと思います。なにより自分で売買をすることで資産運用の知識も深まると思います。

● ファンドラップは中長期運用だが、コストが割高なので注意

ファンドラップの解約ですが、ファンドラップは長期分散投資で安定的なリターンを期待するという考え方(コンセプト)に基づいておりますので、もう少し様子をみても良いのではないかと思います。

もちろん、手数料が割高なので、解約し、自分自身で運用商品を選ぶというのも一つの手です。
「買い」よりも「売る」タイミングがむずかしいとは投資の世界ではよく言われています。そのため、あらかじめ5%とか10%など自分で売る時の目安を決めておくと良いのではないでしょうか。

[提供:FP Cafe]