ETFは今すぐ売買ができる!
ETFと投資信託の違い
提供元:シンプレクス・アセット・マネジメント
- TAGS.
ETFはExchange Traded Fundの略称で、証券取引所で売買されるファンド(≒投資信託)という意味です。
その名の通り、証券取引所で売買されるということがETFの最大の特徴です。なお、ETFも投資信託の一種であり、そのため非上場の投資信託と類似点も多数あります。ここでは、主な相違点を解説します。
ETFは今すぐ売買ができる
ETFと投資信託には様々な類似点や相違点がありますが、最も重要な相違点は取引方法の違いです。
投資信託は1日1回基準価額が算出され、この金額で購入や解約(=売却)を行います。今すぐ買いたいと思っても、申し込んだ後に決定される基準価額が決まるまで、いくらで購入できるかはわかりません。解約するときも同様です。
ETFも基準価額は1日1回しか算出されません。しかし、ETFの売買は証券取引所で行われ、取引所が開いている時間帯(場中)であれば売買を行うことができます。場中であれば、今、証券取引所で提示されている価格で売買を行うことができます。そのため、売買を行う時点で、いくらで売買するかがわかります。
これがETFと投資信託の最大の違いです。
仮に、日経平均のETFを9時過ぎに買おうと思い、すぐ買い注文を行った場合、ETFであれば今表示されている金額で購入することができます。
しかし、投資信託の場合、その日の株式終値を反映して計算される基準価額で購入することになるため、当日の株式市場の値動きによって購入額が異なってきます。当日、株式市場が大きく上昇すれば、想定よりも高い金額で購入することになります。
金融機関などの大口機関投資家はこのようなリスクを嫌がるため、投資信託よりもETFを選ぶ大きな理由となります。
その他の相違点
日本の取引所に上場しているETFは、インデックス・ファンドに限定されています。インデックス・ファンドとは、TOPIXや日経平均といった株価指標や、金や原油先物価格の値動きなど何らかの指標に沿って運用されるファンドです。
これに対して、上場していない投資信託はインデックス・ファンドもありますが、アクティブ・ファンドが主流です。アクティブ・ファンドとは、運用者が特定の指標との連動を目標とはせず、高いリターンを目指して比較的自由に運用を行うファンドです。
アクティブ・ファンドはインデックス・ファンドと比べて、信託報酬が高いことが多く、比較的高コストです。そのため、平均で見ると、ETFは非上場の投資信託よりも低コストと言うことができます。
(提供元:シンプレクス・アセット・マネジメント)
関連リンク
シンプレクス・アセット・マネジメント
シンプレクス・アセット・マネジメントは新興市場、レバレッジ・インバース型、WTI原油など特徴のあるETFを多数運用しております。