シニア世代のマネー事情

年に一度のカタログギフトで日常にワクワクを♪

老後の生活を豊かにしてくれる株主優待9選

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定年を迎え、退職金は入ったものの、今ある資産だけでは老後が心配…という人には、資産の一部で投資するという選択肢もある。値動きを追うばかりでは疲れてしまうが、「株主優待」という楽しみがあれば、モチベーションも上がるはずだ。

そこで、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、All About「新興国投資・ETF」ガイドを務めるマネーライターの大山弘子さんに、ワクワクできるような株主優待を用意している企業を教えてもらった。

※優待内容・株価・配当利回りは2019年3月22日現在のものです

好調な企業を見極めて優待&配当金を狙え

「退職金を受け取ることで、金銭的に余裕が生まれる方は多いと思うので、多少株価が高くても、配当利回りが高水準なものを選出しました。配当金が入ることで、生活に多少の余裕が生まれるでしょう。また、さまざまなアイテムから選べるカタログ系優待なら、選ぶ楽しみもあります」(大山さん・以下同)

●オリックス(コード:8591)
生命保険、不動産、空港運営など多角的に事業を展開。100株以上保有で、全国の名産品が選べるカタログギフト「ふるさと優待」がもらえ、3年以上保有すると内容がグレードアップ。プロ野球公式戦を優待価格で観戦することも可能。4.69%と高い配当利回りも魅力。

●オイレス工業(コード:6282)
無給油式ベアリングで、国内シェア5割を誇る機械メーカー。100株以上保有で、3000円相当のポイントが付与され、「プレミアム優待倶楽部」で好きな商品と交換できる。1年以上保有で4000円相当、3年以上保有で5000円相当と、長期保有で付与されるポイントが増えていく。配当利回りは2.60%。

●コシダカホールディングス(コード:2157)
「カラオケ本舗まねきねこ」や女性向けフィットネス「カーブス」を展開。400株以上保有で、店舗で使える優待券5000円分に加え、3000円相当のカタログギフトもついてくる。100株保有でも2000円分の優待券が進呈され、3年以上保有すると4000円分にアップ。

●大和証券グループ本社(コード:8601)
大和証券を核に、資産運用、ネット銀行などを運営。1000株以上保有で、3月と9月にそれぞれ2000円相当の優待品カタログが進呈される。配当利回り4.85%は、見逃せないポイント。

●KDDI(コード:9433)
携帯電話や光回線を展開している総合通信会社。100株保有で、3000円相当のau WALLET Market商品カタログギフトを受け取れる。5年以上保有すると、5000円相当のカタログにグレードアップ。6年連続最高益更新と業績がよく、配当利回りも4.04%。

少額投資で食事や趣味に使える優待を獲得

「大きな金額を投資するのは少し勇気がいる方のために、株価が抑えめで、日々の生活の足しになるような優待を受けられる企業も選んでみました」

●SFPホールディングス(コード:3198)
居酒屋「磯丸水産」「鳥良」「いち五郎」などを手掛ける。100株以上保有で、2月末と8月末にそれぞれ4000円分の食事券が進呈される。自社店舗で利用可能。

●大戸屋ホールディングス(コード:2705)
首都圏を中心に、定食専門店「大戸屋」を展開。100株以上保有で、2500円分の食事券または2kgのお米が受け取れる。3年以上保有すると、食事券は3000円分に。

●フジオフードシステム(コード:2752)
大衆食堂「まいどおおきに食堂」や串揚げ専門店「串家物語」などの飲食店を全国的に展開。100株以上保有で、店舗で利用できる食事券3000円分、またはコシヒカリやオリジナルカレーなど自社関連商品3000円相当のどちらかを選べる。

●ゴルフダイジェスト・オンライン(コード:3319)
ゴルフ場予約やゴルフ用品購入が行えるメディアを運営。100株以上保有で、「GDOゴルフショップ」「GDOゴルフ場予約」で使えるクーポン券、それぞれ2000円分が進呈される。

優待を受けるキーワードは「権利付き最終日」

株主優待を目的に個別株に投資する場合、購入のタイミングには注意が必要とのこと。

「株主優待の権利を得るためには、各企業が定める権利確定日の3営業日前に当たる権利付き最終日には、株を保有している必要があります。例えば、権利確定日が5月31日であれば、5月28日が権利付き最終日に当たります」

ただ、大山さんによると、「権利付き最終日が近づくと、株主優待を求める買い手が増えるため、株価が上がりやすくなる」という。一方、権利付き最終日を過ぎると株価が下がる傾向もある。そのタイミングで買って、半年後、または1年後に優待を受ける方が、相対的におトクといえそうだ。

資産を増やす可能性があるだけでなく、「株主優待」という年に1~2回の楽しみを提供してくれる個別株。株主優待の内容を基準に選んでみるのも、いいかもしれない。
(有竹亮介/verb)

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