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投資信託のトレンドが分かる!

2019年8月 投資信託の資金フロー

提供元:三菱アセット・ブレインズ

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投資信託は個人の資産形成における中心的な金融商品として多くの人が利用している。投資信託の資金流出入などの動向は、資産形成を考えるうえで重要な情報だろう。

そこで、毎年1000ファンド以上の投資信託を評価・分析する三菱アセット・ブレインズより、以下で2019年8月における投信市場の動向(注)についてご紹介する。

(注)ETF、DC専用、SMA専用、公社債投信等を除いた公募投信

1.投信市場における資金の流出入動向

「約3,100億円の資金流入超」

8月の資金流出入動向は約3,100億円の資金流入と2ヵ月ぶりに流入超に転じた。米中貿易摩擦の激化による世界経済の減速懸念に伴い株価が下落し、国内株式についてはインデックスファンドを中心に押し目買いの動きが広がった。

資金流入では、前月に資金が流出していた国内株式、外国株式が当月は大幅な流入となった。不動産投信および複合資産は前月から引き続き資金が流入した。不動産投信は長期金利の低下が材料となり、年初来から堅調なリターンで推移していることから、4ヵ月連続の流入超となった。

資金流出では、すべての債券カテゴリー(国内債券、外国債券、エマージング債券、ハイイールド債券)で資金流出となった。

個別ファンドで当月の資金流入額が大きかったのは、テーマ型外国株式ファンドの「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(愛称:イノベーティブ・フューチャー)」やレバレッジ運用を行う「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」であった。

(図表1)主要資産の資金流出入動向(過去3ヵ月と直近月)

※合計には、グラフ表示していない、その他資産も含む

2.投信市場のパフォーマンス動向

「株式カテゴリーを中心に大幅なマイナス」

8月の金融市場は、米トランプ大統領が対中関税第4弾の発動を発表し、中国も対米報復関税を発動するとの姿勢をみせたことから、米中貿易摩擦の激化とそれに伴う世界経済の下振れリスクが意識されリスクオフの動きとなった。

株式市場は、米国の対中追加関税表明で月初に下落した後、米中貿易交渉の進展を巡る思惑から一旦は反発したものの、月後半には中国が報復関税を発表したことで上値は重く、神経質な展開が続いた。

債券市場は、世界的に金利が低下(債券価格は上昇)した。米中貿易摩擦に起因する世界経済への不透明感で債券に資金が流入したことや、世界各国の中央銀行が緩和方向に舵を切っていることから長期金利が大きく低下し、月末の米国長期金利は1.5%を割り込んだ。

為替市場は、幅広い通貨に対し円高となった。世界経済の先行き不透明感からリスク回避的な円買いが進んだことや、世界的な長期金利の低下により低下幅が相対的に小さかった国内金利との内外金利差が縮小したことで、米ドル・円、ユーロ・円ともに円高となった。

これらを背景に、8月の投信市場では、株式カテゴリーを中心に大幅なマイナスリターンとなった。唯一、国内債券のみがプラスリターンを確保した。国内長期金利のマイナス幅が拡大したことでリターンが上昇した。

直近3ヵ月、12ヵ月リターンではともに、国内長期金利低下を背景に不動産投信(REIT)と国内債券が上位にランクインした。

個別ファンドの1ヵ月リターンでは、金価格が上昇したことで金鉱株ファンドが上位を占めた。

(図表2)パフォーマンス上位5資産のランキングと実績

3.新規設定ファンドの動向

「新規設定額が大幅に減少」

当月の新規設定は8本と前月の17本から更に減少し、設定額も約30億円と前月の約530億円から大幅な減少となった。設定本数・設定額ともに極めて低水準といえ、業界全体として新規ファンドの設定・販売が低調となっている。

当月の新規設定ファンドで直近6ヵ月に上位30ファンドに入ったのは、「PIMCO新興国ハイインカム債券ファンド(毎月配分型)」(日興)のみであった。

(図表3)新規設定金額、設定本数の推移

最後に、8月の資金流入上位15ファンドを掲載しておく。

(図表4)資金流入上位15ファンド一覧

 

(三菱アセット・ブレインズ)

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