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解明!ファンドマネージャーの仕事とは?

提供元:三井住友DSアセットマネジメント

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投資信託は、多数の投資家から集めた資金をもとに株式や債券など、様々な銘柄に投資して運用しています。特にアクティブ型の投資信託はインデックス型と異なり、ファンドマネージャーが多くの銘柄の中から独自の視点で投資先を絞り込みます。そのため、パフォーマンスの良し悪しはファンドマネージャーの手腕に左右されると言えます。

日々動くマーケットと対峙するファンドマネージャーの仕事とはどのようなものなのでしょうか。三井住友DSアセットマネジメントで長年実績を残してきた運用チームに所属するファンドマネージャーの金子さんに仕事内容を聞いてみました。

まず、金子さん自身について教えてください。

【金子】
私は2012年に新卒で三井住友アセットマネジメント(現三井住友DSアセットマネジメント)に入社しました。リスク管理部に配属された後、企業調査グループ(現企業調査第一部)に移り、アナリストとしてITやゲームセクターなどを担当しました。その後2015年に国内株式の運用部門に異動となり、ファンドマネージャーとしてのキャリアがスタートしました。

私が所属するチームは4人体制で、機関投資家向けの国内中小型株ファンドや個人向けの日本株ファンドの運用を担当しています。チームの中で、私はアナリストとして培った経験を生かし、ITやネットサービスを活用した高成長が見込める企業を主に担当しています。

ファンドマネージャーの仕事内容について教えてください。

【金子】
ファンドマネージャーの主な仕事は(1)企業調査、(2)銘柄選定、(3)投資判断、(4)ポートフォリオ管理等です。それらの仕事を通じて、投資家の方の期待に沿ったパフォーマンスを積み上げていくことがファンドマネージャーに求められているものと考えています。

その中でも私は「企業調査」を特に重視しています。新聞やニュースの情報だけでなく、企業の経営者に直接取材を行うなどして情報を深掘りしていくことで、企業の本質的な価値を見極めようと日々努めています。

その企業調査とは、具体的にどのようなことをしているのですか?

【金子】
企業調査は、一般的に企業の財務諸表分析や決算説明会への参加、企業取材などを行います。私の場合は、まず現在の企業業績から今後の業績予想を行うことから始めています。そのうえで、企業が公表している中期経営計画と比較して、数字の乖離などの気になった点を企業取材で質問するようにしています。

また企業取材では、「デジタル化等の市場環境の変化にどう対応をしていくのか」といった質問を投げかけることも多いです。その企業側の回答に対して、予測されるマーケットの反応を伝えるなどして、ビジネスモデルの改善を促すこともあります。また、企業取材の中で出てきた世の中の変化の情報を基に投資アイデアを拡げて、関係のありそうな企業の取材もしていきます。

企業調査は、単にその企業を調べるということだけではなく、関連する他の企業や業界への投資機会を探っていく場でもあると考えています。

銘柄選定の基準はありますか?

【金子】
私が銘柄を選定する際の基準の一つとして、その企業が社会に新たな付加価値を提供しているかということがあります。「人手不足」「外国人観光客の拡大」「デジタル化の進展」といった社会の課題や変化に対応するために新しいモノやサービスを生み出している企業は、社会に付加価値を提供している”いい企業”だと考えられます。

その企業が描く未来の姿の確からしさを見極めていくことは、銘柄を選定するうえで重要だと考えています。

投資判断を行う上で大切にしてことはありますか?

【金子】
1人のファンドマネージャーの価値観や考え方で、常に市場に勝ち続けるのは難しいため、より良い運用成績を追求していくうえでも、多様な意見や価値観を尊重することを大切にしています。

私の所属するチームは、4名のファンドマネージャーがフラットな関係で、全員でポートフォリオの責任を共有する「チーム運用」が特徴です。各ファンドマネージャーが企業の規模や業種にこだわることなく、それぞれ自律的に企業取材を行うことにより、数多くの企業を多様な視点で調査しています。

その結果として、投資アイデアが幅広く分散されたポートフォリオが構築され、バランスのとれた運用を行っていけることが「チーム運用」のメリットだと思っています。

ポートフォリオ管理とはどのようなことをするのですか?

【金子】
ファンドマネージャーは、投資目的に沿ったポートフォリオを組成し、ファンドが守るべきガイドライン通りに運用がなされるようにポートフォリオを管理する責任があります。日々のマーケットや組入銘柄の動向を確認しながら、ポートフォリオを戦略的に整えています。

商品によってはガイドラインで業種比率や組入比率などに制限を設けたりして、ファンド全体のリスクを調整しているケースがありますが、私のチームで運用する投資信託は、そのような制限を設けていません。多様なアイデアが組み合わさって1つのポートフォリオを作りあげることで、資産の成長を目指しつつ、結果的にリスク分散も図れるようになると考えているからです。

ファンドマネージャーとして大切にしていることは何ですか?

【金子】
投資信託の運用において、値上がりする企業を100%的中させることは不可能です。一時的な株価の変動に一喜一憂することなく、中長期的な視点で企業価値を見極めることが大切だと考えています。

また、投資家のお客さまとの密なコミュニケーションを取ることも大切なことです。特に運用が上手くいっていない時こそ、ファンドの状況や今後の運用方針等を丁寧に伝えていくことが必要だと考えています。投資信託を保有していただいているお客さまにご安心いただき、長期の資産形成をサポートしていくこともファンドマネージャーの責任だと考えています。

まとめ

ファンドマネージャーの仕事について、理解は深まりましたでしょうか?

ファンドマネージャーは、皆さんが投資信託で資産形成を行う際に、大事な資産の運用を任せる担当者とも言えます。これからは「どのようなファンドマネージャーが運用を担当しているのか」「担当者の考え方に共感できるか」「長期で付き合っていける担当者か」といった視点も投資信託を選ぶ際の判断基準の1つにしてみてはいかがでしょうか。

 

(提供元:三井住友DSアセットマネジメント)

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