芸能人の投資哲学インタビュー

ももいろクロ−バーZ×お金

金銭感覚や使い方・節約のルール、投資のことまで、ももクロに「お金」について聞いてみた[後編]

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アイドルグループ「ももいろクローバーZ(以下、ももクロ)」。10代で始動した彼女たちも、もうすぐ全員が20代半ばに差し掛かろうとしています。学生時代からの活動を含めると、社会人として10年選手になるももクロに、今回聞いてみたのは「お金」のこと。

金銭感覚や使い方、さらには投資への興味について。お金のにおいがしない4人に、あえてストレートなお金の質問をぶつけてみたら、意外なほど堅実な一面が見えてきました。

<前編はこちら>

「物欲を満たすためなら、食費も削ります」

―― みなさん、どんなことに一番お金を使いますか?

4人:うーん、なんだろうね……

―― たとえば、物に使うか、体験に使うかでいったら、どっちのタイプでしょうか?

高城:私はけっこう物欲が強いので、物ですね。食費とか他のことを削ってでも、自分が欲しい物を手に入れたいんです。

百田:だから、高城の携帯はずっと速度制限がかかってるんです。1000円くらいで制限解除できるのに、どうしてもそこを削ることにこだわりがあるみたいで。

佐々木:ちゃんと自分の中で調整できているのが、高城の素晴らしいところですよね。

―― そんな佐々木さんはいかがですか?

佐々木:私も、どちらかというと物ですね。身に着けるアクセサリーとかバッグとか、持っているだけでテンションが上がったり、買った時の気持ちが継続したりする物にお金を使うほうがワクワクします。

でも、私はそんなに物欲がないかな。それを買うために無理をして働くくらいなら、我慢しようって思っちゃうタイプかもしれないです。衝動買いも、ほとんどしません。かわいい洋服を見つけても、そこでは買わずにいったん家に帰って、それでも欲しかったら買いにいくことが多いですね。

玉井:あーりんは買う前にすごく調べてるイメージがある。こないだも、ネットでMA-1をめっちゃ見てたもんね。

佐々木:何回も見ていると、それで買った気分になっちゃう。じゃあ別に買わなくてもいいかってなることも、けっこうありますね。

―― 物に執着がないんですね。じゃあ、極端な話「10億円で何でも買っていい」と言われても、使い道が思い浮かばない?

佐々木:そうですね。あれこれ使いたいタイプではないと思います。「家」とか、そういうつまんない答えになっちゃう。小さい頃からそうなんですよ。

お金を使おうと決めたら、ケチりたくない

―― 物欲のレベルは違えど、高城さん、佐々木さんは「物」にお金を使うタイプなんですね。玉井さんはいかがですか?

玉井:私はその時々によりますね。旅行に行きたい時、服が欲しい時、おいしいものを食べたい時、その時に自分がしたいことにお金を使います。でも、特に旅行ですかね。ちょっと時間ができたから温泉行こうとか、そういうことが多いです。

―― 高城さんのように、節約はしますか?

玉井:意識的に節約しているわけではないけど、無駄なものは買わなくなりました。前は、欲しいと思ったらすぐ買っていたけど、手に入れたら満足してやっぱり使わなかったものも多いから、ちゃんと考えて買い物するようになりましたね。あとは、私も電車を使います。電車に乗るの、好きなんです。人がいっぱいいて、おもしろいじゃないですか。
―― みなさん、普通に電車に乗っているんですね。では、百田さんはどうでしょうか? 何にお金を一番使いますか?

百田:どーんって使うのは、やっぱり旅行ですかね。現地でショッピングをしたり。特に、海外では好きなようにお金を使おうって決めています。もちろん無制限じゃなくて金額の上限はありますけどね。それまでに貯めたお金を自由に使っちゃおうって、意気込んで行く感じです。逆に、そうやって何かにこじつけないと、なかなか思い切れないですね。

玉井:あと、夏菜子は「健康グッズ」に使っているイメージがある。

佐々木:そうそう。意外にそういうの興味あるんだ~って思った。

百田:健康グッズもだし、家電も好き。

玉井:家電の最新情報に詳しいイメージだよね。

百田:弟が詳しいのもあるんですけど、家電屋さんに行くのも好きですし、パンフレットを見るのも楽しいんです。シーズンごとに欲しい家電をチェックして、おしゃれなものを探したりします。自分のためでも誰かのためでも、お金を使うと決めた時はケチりたくないんです。

―― ちなみに、最近買った家電でよかったものは?

百田:冬に買った「細長いヒーター」はおすすめです。すごくスリムなんですけど、全体を見回すように首を振ってくれるし、ちゃんとタイマーの設定もできて、何よりめちゃくちゃおしゃれなんです。ちょっとレトロっぽい感じで。色も4種類から選べるんですけど、今回はくすんだグリーンっていう新しい色に挑戦してみました。最近の一番のお気に入りですね。

やり方によっては、投資もありかも

―― 今は「人生100年時代」ともいわれています。みなさんも、将来の不安を感じることはありますか? あまりそうした悩みはなさそうにお見受けしますが……。

4人:いやいや、不安ですよ~。

―― 失礼しました。みなさん貯蓄はしっかりされているようですが、たとえば将来に向けて、投資で財産を築くことに興味はありますか?

高城:投資とは少し違うかもしれないですけど、自分が入る保険とかは、めっちゃ調べますね。どれが一番、老後に利益になるのかとか、いくら戻ってくるかとか。保険にもいろいろ種類があって、併用して入ったほうが将来お得なのかなとか。

―― すごい。堅実ですね。

高城:お金だけじゃなくて、自分の身にも関わってくることなので大事ですよね。保険は。

―― 佐々木さんはどうでしょう?

佐々木:投資っていうと頭がいい人だったり、それを生活の軸に置いている方がやってらっしゃるイメージが強かったので、私にはちょっと縁遠いかなと思っていました。でも、この前、番組(※日テレの動画番組テレビバ『Fの遺伝子』/毎週土曜日配信

で投資のことを少し勉強して、ちょっとおもしろそうだなって。

不動産の投資とかは大きい買い物すぎて20代前半の今はなかなか難しいと思うけど、小さい金額でも始められる投資だったらできるのかも。その番組で投資のシミュレーションゲーム(人生やりなおし体験)をしたら、10年後20年後に大きくなっている会社を見つけるのは難しいけど、長期でコツコツ積み立てると良い結果になるのが体験できました。

玉井:私もあーりんと同じで、もともと投資は自分とは縁遠い世界で、起業家みたいな人がやるイメージでした。どういうものなのかも分かっていなかったし、投資でお金を増やすって何なんだろうって。もちろん増えたら嬉しいけど、なんで増えるの?っていう疑問のほうが先に来ちゃって、ちょっと怖いなと思っていました。

でも、私も番組で説明を聞いたらすごく分かりやすかったし、自分にとって無理のない金額から始めて、それがうまく運用できて将来の貯金ができたり、生活の支えになったりするなら素晴らしいなって思いました。自分にできるかは置いといて(笑)。

百田:投資に人生をかけたりするのは難しいと思うんですけど、誰かのためにボランティアの気持ちでお金を使って、気づいたら自分にも返ってくるとか、そういう考え方だったら私にもできるのかなって思います。

―― リターンを得るためというより、自分が応援したい企業に投資をするということですね。

百田:そうですね。私、ふるさと納税も好きなんです。お世話になった地域に寄付することで、その土地のおいしいものが食べられたりするじゃないですか。それって、投資に少し似てるのかなと思います。自分が好きな会社、応援したい会社、頑張ってほしいなと思う会社に投資するのは、金額の多い少ないに関係なくアリかなって思います。

―― お話を伺って、みなさんお金に対して堅実ですし、投資にも向いているんじゃないかと感じました。

百田:本当ですか? やばい、ももクロからすごい投資家が出ちゃうかもしれない(笑)。

 

取材・文:榎並紀行(やじろべえ)
写真:森カズシゲ

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