「ビギナーママうだひろえの投資信託案内」

第5回「老後に向けて【バランス型運用】」

提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント

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こんにちは。エッセイマンガなどを描いております、うだひろえと申します。

前回は、初心者に向いている投資信託として「インデックスファンド」を勉強し、月々3万円を5年間運用した例を見てみました。

今回は、そこからさらに一歩踏み出して、より長期間での運用を見据えて、【バランス型】を勉強してみたいと思います。

私は今年44歳、夫は46歳です。60歳までの10数年で、なんとか老後資金を貯めたいところです。

1つの資産を投資対象とする「インデックスファンド」でもいいのですが、例えばニュースなどで「日経平均が下がった!上がった!」と聞くとハラハラしたりワクワクしたり、それも投資の醍醐味ではあるのですが、やはり長期間となることを考えると、できればリスクを抑えたい、「暴落したらどうしよう!?老後真っ暗!?」なんてビクビクすることなく、こころおだやかに暮らしたい……!と思ったりします。

そこで気になったのが【バランス型】です。バランス型運用は、1つのファンドの中で異なる値動きをする複数の投資資産、例えば国内株式、海外株式、国内債券、海外債券、J-REITなどに、分散投資します。

投資の格言に「卵は1つのカゴに盛るな」というのがあります。これは卵を1つのカゴにまとめて持っていると、そのカゴを落としたときに卵が全滅するので、少しづつバラバラに持ち歩きましょう、という意味です。1つの資産や銘柄に集中して投資すると、その資産や銘柄が下落すると大損するわけであり、そうならないよう「複数の資産や銘柄に分けて投資すること」(=分散投資)の重要性を説いたものだそうです。

分散投資は各資産が異なる動きをすることで価格変動リスクが小さくなる傾向にあります。長期間の積み立てで時期を分散することに加え「資産」を分散することによって、リスクを抑える効果が一段と期待できるというわけです。

資産運用の世界では、こうした投資資産の組み合わせを「ポートフォリオ」と呼んでいます。私たちの公的年金でも高度な国際分散投資が行われています。私がそうした「ポートフォリオ」を組めるわけもないのですが、バランス型の投資信託なら1つのファンドの中で分散投資されているので、1種類の投資信託を購入するだけで、様々な地域・種類の資産への投資が可能になります。これが自分で勉強して資産を選んで買って、なんてしていたらと思うと気が遠くなりますが、バランス型ファンドを利用することで気軽に「ポートフォリオ」を組むことができるわけです。

そうは言ってもバランス型ファンドでも商品にはいろいろあり、各資産の組み入れ割合などで特徴も様々、どういった組み入れ割合の商品にするか、選ぶ必要があります。

一般的に、株式の組み入れ割合が高いと価格の変動幅は大きく、反対に債券の組み入れ割合が高いと価格の変動幅は小さくなります。

また、バランス型ファンドのメリットは、1つの商品で国際分散投資ができることだけでなく、「リバランス」にもあると言われています。

「リバランス」とは、1つの資産の価値が大きく変動した場合に、ずれてしまったポートフォリオの資産配分を元に戻すこと。例えば国内株式/外国株式/国内債券/外国債券の保有割合が各25%のファンドだとして、国内株式が下がって外国株式が上がり、資産配分が15%/35%になってしまったとします。その際、外国株式をファンド資産の25%になるまで売って、国内株式を25%に戻るまで買い増しする、という作業のことを言います。つまり、高値の時に高く売って、安値の時に多く買うことを、自動でやってくれるのです。これは長期投資をする上で、自分で実行するのは本当に大変ですから、ありがたいです。

しかしその分、インデックスファンドに比べて手数料が割高になります。上記のことを考えればある程度は仕方ないと思えますが、長期運用になればなるほど気になるところではあるので、トータルでどれくらいかかるかは知っておいた方が良さそうです。

こうして見てみると、なるほど確かに、「バランス型」、長期で投資するにはいいことがたくさんありそうです。

次回は、バランス型での具体的な運用例を見てみたいと思います。

(注記)
・当資料はうだひろえ氏の個人の見解であり、三井住友トラスト・アセットマネジメントの見解を示すものではありません。また、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
・当資料の内容は掲載時点における市場環境やこれに関するうだひろえ氏の見解や予測を示すものであり、うだひろえ氏および三井住友トラスト・アセットマネジメントがその正確性、完全性を保証するものではありません。

(提供元:三井住友トラスト・アセットマネジメント)

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